サンゴ礁はゴミで育つ? | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

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(「サンゴ礁と温室効果ガス固定化」に続く…)


石垣島と西表島との間に広がるサンゴ礁の海は「石西礁湖」と呼ばれています。
この海域のことは、前回は、三菱重工業によるサンゴ着床実験が行われていることを紹介しましたが~
別に次のような実験も行われているとの記事を発見したのでお知らせします。

今回は、「鉄鋼スラグ」と云う製鉄所から排出される主成分は石灰の残りカスが、サンゴ礁の再生に役立つと云う話です。
取り組んでいる企業は、広島県福山市に本拠を置く「JFEスチール」。

「鉄鋼スラグ」は、かつては産業廃棄物として厄介者扱いされていましたが…
セメントの原料や道路の路盤材などに再利用されるようになり~
最近では人工干潟の造成にも活用されています。

この鉄鋼スラグに二酸化炭素のガスを注入して固めた「マリンブロック」と云う特殊なブロック(サンゴとほぼ同じ成分)を海底に沈めます。
そして、このマリンブロックに椎茸のような形状の着床具(これも同じ鉄鋼スラグから作成)を組み合わせることで、サンゴの幼生の着床を促すと云うものです。


2007年の石垣島白保海域の調査では、サンゴ礁の白化現象が5割にも及んでいることが判明したとのこと。
南太平洋のサンゴ礁で形成された島々であるフィジー諸島などは、、サンゴの死滅が最早住民の生活基盤にも影響する(直接的には海水面の上昇による)ようになっています。
サンゴ礁の保全は喫緊の課題です。



(既出)

HP「沖縄の話をしよう!」へ (http://2nd.geocities.jp/lmeg_mamo0821/