前置きが延々と続きましたが、これから「沖縄」の登場です~
(二酸化炭素の固定化へ向けて)
広島の三菱重工業橋梁エンジニアリングと云う三菱重工業の子会社が、サンゴの移植・増殖技術の2009年度からの実用化を目指して石垣島海域での実験を進めています。
二酸化炭素は海中に溶けて炭酸イオンになりますが、サンゴはこの炭酸イオンと反応し、その骨格成分である炭酸カルシウムに変化させ、固定化する、と云うのです。
同社は、微弱電流が流れる浮桟橋で活発に生育するサンゴの生態に着目して、2年前から実験をスタートさせており、その研究技術は、2007年・2008年の「地球環境技術賞」を連年受賞するなど実績が認められています。
二酸化炭素の固定化は、この他にも、ドライアイス化し貯留する方法(中国電力エネルギア総合研究所)、微生物「メタノサーモバクター」を活用して二酸化炭素と水素からメタンを生成する方法(中外テクノス)など他にも様々な研究が進められています。
しかしながら、現時点では、いずれも、採算性が課題であり、実用化されるには時間を要するようです。
私達が当面しなければならないことは何でしょうか…
「エコ活動」に拘って自己満足の世界に呑気に浸っていているだけでいいんですか?
植林の一本でも、サンゴの移植ひとつでも、とにかく生産的(削減的?)で前向きな行動を起こさないと手遅れになるのだと云うことに、私達は気付くべきではないでしょうか。
沖縄では、ダイビングショップが、地元の漁協と協力し合って「サンゴ移植ツアー」を企画しているところもあります。
植林活動は、誰にでも出来る身近な方法です。その気になれば、結構あちこちで活動している団体がみつかるでしょう。
物を節約することはとても大切な事ですが、使用済み用紙の裏を活用することで理屈上で満足するより、
自ら体を動かし、汗を流して行動した方が~
その結果が目に見える形で表れれば(成長したサンゴ礁なり樹木なり)、きっと遣り甲斐を感じられる筈です。
長期的にみてもその方が建設的ですし、私達が次世代に残せるすばらしい財産になると思うのです。
(既出)
HP「沖縄の話をしよう!」へ (http://2nd.geocities.jp/lmeg_mamo0821/)