中部大学武田教授の著書「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」を読み齧りました。
この著書自体のデータ捏造等が各論のところで色々論議されているようですが、大局の主旨は、
「リサイクルしてさえいれば、環境問題は解決する」との世論への危機感、或いは警鐘です。
将来を心配して切り詰める省エネ活動やリサイクル活動については、「節約しても寿命が若干延びるだけ」とバッサリ。
「次の世代に夢のある世界をどう提供するかが大切。」との教授の主張は説得力があります。
目先のことに拘り過ぎて、大局を見失ってはいけない~
日本の主要な貿易相手国は、京都議定書を批准しないアメリカや、排出量目標を約束しなくてもよい中国などの新興国です。
日本でシャカリキになって排出量を削減しても、他国で生産が増えて排出が増加すれば、世界全体としては全く無意味な事になりかねないのです。
「省エネ」とは、温室効果ガスの増加量を「減少」させるだけであって、
絶対量を「削減」することでは決してないのです~
それが、「温室効果ガスの削減」と混同されている~
と云う事に私達は気付かなければならないのです。
(まだ沖縄が出ていないのに、次号に続く…)
(既出)
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