昭和のストローク | 行け! 武蔵小山撞球隊

行け! 武蔵小山撞球隊

長年性懲りもなくビリヤードをつづけてきたおじさんが、
なんだかんだといい加減なことを綴ります。

 
少し前のこと。
東京14-1倶楽部の藤田君が、羅Pの店に行って100点ゲームを挑んだのです。
羅Pも藤田君も東京14-1倶楽部のLINEのメンバーなので、結果はすぐに送られてきます。
 
 
そして・・・
 
 

 
S100 
 
LINEはお祭り騒ぎになりました。
 
「うちの若いもんをよくも手篭めにしてくれたな。野郎ども、お礼参りじゃい!!」
 
 
 
そんなわけで、5/30に練習会が開催されました。
 
 
S100という最高のプレーを見せられたらすぐにみんなで押しかける。これが最近のブームになっております。
前回は、松野Pがfacebookでやっている「今日のワンラック」に刺激されて、千葉まで行きました。
痛風から立ち直ったばかりの私は、カッコンカッコン時速2キロで横浜の羅Pの店に向かったのです。
 
今回は8人で行って、12時から6時間みっちり教わりました。
 
 
その中から、まずは2つの押し球をご覧ください。
今日はちょっとだけむずかしいお話です。

 

 

 

この2つです。

上は羅Pの最新型押し球。

下は私の昭和型押し球。

 

 

撞くタイミングとかいろいろ違うんですけど、今回見てほしいのは撞き終わった後のキュー先の位置です。

羅Pと違って、私のはキュー先がラシャについとる。

 

 

えーと・・・

ものすごく簡単に説明しますと、昭和のストロークは

「押しは上から下、引きは下から上」

これでやると、キュー先は必ずラシャにつくわけです。

それに対して、羅式押し球はキュー先が宙に浮いとる。

 

 

羅Pは珍しそうに昭和型押し球を何球か撞いて、

「うーむ・・・」

なんだかむずかしい顔して首をひねっている。

 

 

「どう?」

私は声を掛けました。

「このストロークの人、だれかいる?」

 

羅Pは間髪を入れずに答えました。

 

 

「いないです。」 

 

 

 

 

 

 

あっそ

 

 

たぶん、ですけど、昭和のストロークは性能の悪いキューで押したり引いたりするために編み出されたんでしょうね。

 

つまり、今となっては無用の長物ってわけです

 

 

まあ、いいです。

もう私は、昭和と心中します。

だって、もはや新しいストロークを研究する情熱がない。

一人くらい古臭いおっさんがいるのもおもしろいかも、という事にしておきます。

 

 

行く時は時速2キロだった私は、心身ともに打撃を受けた帰りは時速1キロで駅に向かったのでした。

 

 

せっかくなので一つだけ動画を載せておきます。

 

 

キーボールへのポジションを大失敗した後のリカバリーで、4クッション目からヒネリが逆になるのを「どんでん」と呼んでおります。

で、よく見ると、これも昭和のストロークなんですね。

わははー