大型連休もとうとう終わりましたね。
今年はポカポカいい天気が続いたおかげで私も連休を満喫しましたがそれはいずれ書くことにして、本日はここ最近の私の道具情報をお届けしようと思います。
まずはこちら。
上の2枚の写真、違いがわかりますか?
キュー先の部分を拡大してみました。
上が私のキューです。
違いは・・・まあ、わからんでしょうな。
これはですね。
先角にテーパーをつけて、ほんのちょっとだけ先っぽを細くしています。
ほんのちょっと、というのは私のキューの場合は直径0.3ミリで、先角の形が■よりも▲の方が狙いやすいのではないか、という考えです。
じつはこれ、私の発案ではなくて広島の先輩大坪さんの発案です。
彼は道具についての研究が深いので普段電話で話していてもつい長話になってしまいますが、この先角を削る話を聞いて「うむ、一理ある。」と思ったので広島に行った時にやってもらったのです。
いろいろあるものですね。
次はこちら。
NEW黒鯛タップです。
黒鯛タップの大きな特徴は、
●一枚革
●まん中が硬く周囲が柔らかい
この2点です。
一枚革の最大の欠点はアタリハズレが大きい点でしたが、中心部分にコアを入れることで欠点を解消しています。
上の写真でタップの中心の色が濃いのがわかりますが、この部分にコアが入っているわけです。
コアの材質や大きさ等を研究することで、将来はタップ自体にパワーを求めるような時代がくるかも知れませんね。
一方の「まん中が硬く周囲が柔らかい」です。
周囲の柔らかさについては好みの分かれるところですが、私の考えではまん中だけは好みに関わらず硬い方がいいと思います。
それを検証してみますね。
アーティスティックNO.46「三重回し」です。
究極の極薄カットといいますか、空振り覚悟でひたすら薄く当てなければいけません。
アーチの選手の中には種目によってシャフトを交換する人がいますが、私の知る限りこの種目だけは全員が硬いタップを使っています。
手球の直進性は硬いタップの方が優れている、という事なんでしょうね
もうひとつ。
8番から9番に出すのにフリが少ないですが、それでも出しに行って薄めに飛ばす。
よくある話ですね。
これなんかは出しに行ったら薄めに飛ばすと法律で決まっているんですから、まん中が硬いタップでパツンと入れ手球は弾いて勝手に出る、というのが楽チンだと思います。
逆にフリが大き過ぎる時は、右下でグニャッと殺す。
この場合はタップは柔らかい方がやりやすい。
黒鯛タップはどちらにも対応できるスグレモノだと思います。
それでは恒例の「黒鯛スペシャル」です。
どう?
東京連盟の高山光一が脚立の上から撮影してくれました。
手球の動きが黒鯛が泳いで岩陰に隠れたように見えませんか?