バイオリンの先生からお月謝袋を手渡された。その際、先生から「10年目に入りますね」と言われた。お月謝袋の右下に書かれている「No.10」は一年間使うお月謝袋が10枚目、すなわち10年目という意味だ。石の上にも三年というが、それを3回繰り返したことになる。



「継続は力なり」と高らかに宣言したいところだが、お料理教室は1年で終わったし、ヨガは3年、ゴルフも3年で終わってしまったから、私に特別な力がある訳ではなく、楽しいこと、好きなことは続くということだろう。私の場合は音楽との相性が良かったのだ。継続は相性次第。

「東大金融研究会」はヘッジファンドで実績を上げられた伊藤潤一さんが創設されたグループで、今や東大新入生の20人に一人が会員で、最近は東大以外の学生にも門戸を開いているらしい。が、さすがに他大学の卒業生までは入会を許さないだろうから、本で学ばせてもらうこととした。



特に印象に残った言葉が2つ。

その1、「超長期で利益を残す会社は何をやっているか」の答が「他の会社と違うことをやっている」・・・これはその通りだろう。会社に限らず、予約しないと入れないレストランも、値引きしなくても売れるブランド商品も他とはどこか違い、それが魅力なんだと思う。


その2、「AIに置き換えられずに生き残る投資家」の答が「ベンチャー投資、エンジェル投資」だ。これもその通りかなと思う。数値化された情報の処理能力では人はAIに敵わない。しかし、過去になかった商品やサービス、ビジネスモデルならAIに太刀打ちできるかも知れないし、経営者の人柄や才能を見抜くなら、人の直感力がモノを言うかも知れない。


これまでの社会は、東大で学べばある程度成功が約束されたのかも知れないが、もうそんな時代ではない、変化を先取りし、AIが思い付かないことを考えろ、それが伊藤潤一さんのメッセージなのかなと思った。

ここ数年、いろんな役回りが集中してやって来た。ラグビー部OB会の副会長、マンション管理組合の理事長、校友会イベントの実行副委員長、混声合唱団の幹事長代行、ファッション業界で働く校友の会の代表幹事・・・。



「断れば良いのに」と言われるし、自分でも時々そう思うが、頼りにされると何かスイッチが入ってしまうようで断れなくなる。後から「しまった!」と思うことも多いが、救いは、こういう役割には任期があることだろう。

ラグビー部OB会の副会長は来年2月まで、マンション管理組合の理事長は間もなく終了、校友会イベントの実行副委員長は今年の9月に、混声合唱団の幹事長代行は12月で終わる。期限がはっきりしていれば我慢も努力もできるというものだ。

その点、人生はいつ終わるかが分からないから、ついついサボったり、先延ばしにしたり、ダラダラ惰性で続けたりしていることがあるように思う。貴重な時間だから、無駄は省かねばならない。だから、「そもそも、本当にこれをやりたかったの?」と自分に尋ねることにした。いくつか時間を食っていたものが消えた(笑)