取引先のデザイナーさんが四国から上京された。

お嬢さんが二人おられるのだが、次女の方から「買ってきて!」と頼まれたのが下のサンダル。


ボルネオ7番のブログ-サンダル2


袋から出てきた瞬間、当社のデザイナーが、「キャーッ、かわいー!何これ?キャーッ!」と奇声を上げた。これは野球バージョンのサンダルで、鼻緒に沢山のボールやグローブがつながっているのだが、野球のボールの代わりにサッカーボールが付いているサッカー・バージョンや、ボールの代わりに果物(葡萄など)が付いているフルーツ・バージョンもあるとのことだった。


http://floydonline.jp/?pid=7930183


当社のデザイナーは、「どこで買われたんですか?私も買いに行きます!」と興奮冷めやらぬ様子だったが、この商品を見るまではサンダルのサの字も出ていなかったので、サンダルが欲しいというより、この商品が欲しいということなんだろう。


人間は買わずにはいられない生き物らしい。だとすれば、モノが売れないことを景気のせいにしてばかりはいられないように思った。


父は花の写真を好んで撮った。

お気に入りの写真があると、焼き増しして私の元にも送ってきてくれた。

当時はそんな写真を見ても、「へぇ、近くで見るとこんな形をしているんや・・・」くらいの思い入れしかなったが、最近、私も好んで花の写真を撮っていることに気付いた。


妻は、「お父さんと同じことをしてるね」とからかう。


ボルネオ7番のブログ-花


ボルネオ7番のブログ-つつじ

ボルネオ7番のブログ-はなみずき


父は又、若く美しい女性の写真も好んで撮った。若く美しい女性のみ、が正しいかも知れない。

それを咎めると、「なんでか知らんけど、ワシがカメラを持っていると若くてキレイな女性しか寄って来ないんや」ととぼけていたが、今になって思うと、花を撮るときも、女性を撮るときも、父には、「この美しい一瞬を撮っておかねば・・・」という本能的な義務感があったのかも知れない。最近、そう思う。


そうは思うが、もちろん、私は若く美しい女性の写真は撮らない。

「お父さんと同じことをしているね」と妻から言われるだけでは済まない気がするからである。妻は直接手を下さぬとしても、三人の娘からボコボコにされるのがオチであろう。やっぱり写真を撮るのは花だけにしておこう。



美味しいフルーツケーキを食べた。

「これ、美味いわ」と私。

レーズンサンドも後味がすごく良い。

「今まで食べた中で一番好きかも」と三女。


一体どこのケーキ屋さんが作っているのかと思ったら、

「神田淡路町」にある「近江屋洋菓子店」だという。

何というレトロな名前。そしてケーキ屋さんを営むにはちょっと堅い感じがする住所。

ますます興味が湧き、先週の日曜日、ナビを頼りに探しに行った。


ナビは到着を告げるが、どう見てもオフィスにしか見えない建物。

目立つ看板も華やかなショーウィンドウもなく、銀行より地味な扉を開けて中に入ると、あらまぁ、ビックリ、大勢のお客さんがショーケースにあるケーキを覗き込み、奥には喫茶スペースがあるのか、私みたいなオジサンがコーヒーを飲みながらケーキを食べているではないか。


う~ん・・・この空間と雰囲気は何と表現すれば良いのだろう。大正から昭和にかけて流行したという「ミルクホール」がこんな感じだったのだろうか。名前の通り、レトロなのだ。それにしても、日曜日の午後、繁華街でもない神田淡路町でこれだけの人を集めるとは立派!


好物のシュークリームにいくつかのケーキを加え、箱に詰めてもらう。

この箱が又レトロ・・・というか質素。
ボルネオ7番のブログ-近江屋ケーキ箱


家に持ち帰り、ワクワクしながらふたを開ける。

やっぱり何となく色気に欠けるかなぉ・・・。

ボルネオ7番のブログ-近江屋ケーキ


早速、シュークリームに手を伸ばす・・・と・・・重い!!

ボルネオ7番のブログ-近江屋シュークリーム


普通のシュークリームより一回り大きいこともあるが、それだけではなく、ズッシリと重いのだ。その理由は直ぐに判明する。

見よ、この上から下まで僅かな隙もなくたっぷりと詰め込まれたカスタードクリームを!

ボルネオ7番のブログ-近江屋シュークリーム2


野球に例えると「直球勝負」、

ラグビーに例えるなら「スクラムトライ」、

人に例えるなら「質実剛健」だろう。


順番が逆になったが、その後、近江屋洋菓子店のHPを見た。そして、明治の創業で、現社長が4代目であることが分かった。その現社長が、店のカウンターに立ち、自ら接客して販売しておられたことにも気付いた。


100年を超える歴史は本当に立派だと思うが、継続のために常に「変えてきたこと」があった反面、絶対に「変えなかったこと」もあったんやろうなぁ・・・と感じさせるシュークリームであった。