昨年、ひょんなことで知り合ったソプラノ歌手、富永美樹さんからコンサートのこ案内を頂いた。



富永さんとメゾソプラノ久利生悦子さんは共に獅子座のお生まれで、しかし女性二人がライオンを名乗るのはちょっと・・ということから、フランス語読みの「リオン」と命名されたらしい。ピアノは小滝翔平さん。

演目にはオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」や「ファウスト」の曲もあれば、ヒットした映画音楽や昭和歌謡があり、それをお二人の共演、富永さんの独唱、久利生さんの独唱、小滝さんのピアノ伴奏と独奏で演奏するという面白いプログラムだった。

私の好みだが、富永さんの「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ)と「宝石の歌」(オペラ「ファウスト」より)、久利生さんの「あなたの声に心は開く」(オペラ「サムソンとダリラ」より)は特に良かった。又、小滝さんが演奏された映画「ひまわり」愛のテーマには心を揺さぶられ、危うく泣きそうになった。

こじんまりとした会場にファンの方々が詰めかけ、最初から最後まで暖かで和やかなコンサートだった。

元旦から早や1ヶ月経過、あっという間に過ぎ去ったと感じるから、いったい何をしていたんだろうと手帳を見た。


2日(月)

1月いっぱいで閉店する東急本店を訪問。セールに人だかり。私は定価で買ったものしか大事に扱わないから、近付かないで素通り。


4日(水)

同志社混声合唱団(東京)の練習会場を予約すべく、堀切の施設へ。朝8時30分に到着、9時から抽選、運良く取れてガッツポーズ。


5日(木)

仕事始め。スーツ販売会社を表敬訪問。在宅勤務で太った人がスーツを買い替えていると聞いて愛想笑いしたが、実は私もその一人。


8日(日)

表千家の初釜を見学、何もかもが珍しく、長い歴史や伝統を感じ、ため息の連続。しかし、正座は5分以上の連続ならず。


14日(土)

同志社混声合唱団(東京)の総会で幹事長に立候補。合唱ど素人の幹事長は私たちが支えねば、と7名の団員が運営委員に立候補。感謝。


17日(火)

近所のジムを訪問。なんで平日10時から17時までのみ使用できる割安会員を勧めるの?60才以上限定?自分の歳を忘れてた。


20日(金)

ラグビー部OB幹事会に出席。以前は敬語を使う相手が多かったが、今や敬語を使ってくれる相手がほとんどだ。引退を決意。



27日(金)

大学の同級生が茨城から訪ねて来てくれた。地元企業の社長で70才までは働くと意気軒昂。これからの生き方が大事、で意見一致。


2月も動くぞ。

昨年12月25日、同志社大学ラグビー部が帝京大学と対戦し、0対50で完敗した。東京校友会で広報を務める同級生が取材に来ていたが、どう書けば良いのか困っている様子だったので、自分自身の気持ちを整理する上でも「俺が書く」と原稿を引き受けた。(写真は校友会 新田博伸氏の撮影)

 

FW平均体重は帝京の109㎏に対し同志社は97㎏、体重差100㎏のスクラムが心配されたが、同志社は固いパックで帝京の圧力を凌ぎ、逆に力任せに組もうとする帝京の反則を何度か誘うことに成功した。一方、BKは果敢にオープンに展開したり、ハイパントやキックパスで前進を試みたりと、多彩な攻撃で帝京ゴールに度々迫り、前半20分頃までは互角の戦いだったように思う。しかし、惜しいところでミスや反則が出て得点にまで至らず、その後はフィットネスに勝る帝京が同志社の攻撃を確実に止め、逆に、同志社の果敢なタックルを受けながらも複数いるフォロワーにボールをつないで次々にトライを重ね、終わってみれば0対50の完敗となった。完封負けは悔しいが、あれだけの得点差がありながらも、帝京が最後まで全力で同志社のトライを阻止したのは立派。帝京がどのような練習を繰り返してきたか、監督コーチからどのような指導を受けてきたか、又、関東対抗戦グループで勝ち残るのがどれくらい厳しく難しいことなのかが窺える帝京の戦いぶりだった。

 

 

さて、実力差が明らかとなったが、同志社にも収穫はあった。昨シーズンの大学チャンピオンで、今シーズンも明治、早稲田、慶應義塾、筑波を降している帝京のパワーとスピードを同志社のルーキー3選手が体感できたことだ。ラグビーには「縦のライン」と呼ばれる重要なポジションがある。背番号2番のフッカー、8番のナンバーエイト、9番のスクラムハーフ、10番のスタンドオフ、そして15番のフルバックは専門職とも言われるが、ゲームを左右する判断力や技能、センスが求められる重要なポジションだ。帝京との試合には、2番フッカーに長島幸汰君、8番ナンバーエイトに林 慶音君、10番スタンドオフに大島泰真君のルーキー3選手が起用されている。いずれも優秀で真面目なプレーヤーだが、FWの長島君や林君には帝京との対戦を通し、「ここを強化しないとFW戦で勝てない」と感じた局面があったように思うし、10番スタンドオフの大島君はボールを受けた瞬間に、どれほど早く帝京がディフェンスの間合いを詰めていたかに驚いたかも知れない。そういう発見や驚きを田辺グランドに持ち帰り、他の部員に伝え共有することで新たな意識が芽生え、具体的な目標が定まるように思う。

 

 

同志社ラグビーは時に自由奔放と言われるが、実は、選手の特性を限りなく生かそうとする柔軟な発想と、それらを上手く組み合せて新しいプレーを試みるという合理性を持ち合わせている。結果として、過去の実績に拘らず、積極的に変化することを厭わない文化と伝統を受け継いできたように思う。来シーズンの同志社がどのように変化しているかを楽しみにしたい。