ブログに書いたつもりだったが、読み直そうと思ったらどこにもない。いよいよ認知症が始まったか?
第二部では映画音楽作品から「ポル・ウナ・カベサ」(映画「セント・オブ・ウーマン」より)と「サンライズ・サンセット」(映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」より)、ギター独奏のために作曲された F. タレガの「アルハンブラの想い出」、ヴィエニアフスキの「モスクワの想い出」、サラサーテの「バスク奇想曲」を演奏された。
第二部で最も感動したのは「ポル・ウナ・カベサ」だ。川畠さんが演奏を始められた瞬間、「ヴァイオリンが語り始めた!」と思った。映画「セント・オブ・ウーマン」を観ていたこともあるが、アル・パチーノが演じた盲目の軍人が目に浮かび、彼の壮絶な生きざまや正義感、怒りや悲しみ、厳しさや優しさがひしひしと伝わってくる演奏だった。
23回目を迎えたという「川畠成道グランドファミリーコンサート」のチケットを頂いた。川畠成道さんの演奏を聴くのは約10年振りだが、前回のコンサートで弾かれた「ポル・ウナ・カベサ」(映画「セント・オブ・ウーマン」より)に「胸が締め付けられた」と私はブログに書いている。今回もその曲を演奏されると知り、楽しみが増えた。
第一部で演奏されたのは、モーツァルトの「ヴァイオリン・ソナタ第27番ト長調」、クライスラーの「シンコペーション」、「愛の悲しみ」、「愛の喜び」、「前奏曲とアレグロ」だったが、事前に川畠さんが自ら記されたという解説を読んでいたので、興味深く聴くことができた。
例えば、「愛の悲しみ」は「絶望的な悲しみというよりは、どこかに救いや憧れを含んでいる」と解説されていたが、まさにその通りで、新しい人が必ず現れるから心配するな、という癒しや励ましがあったように思う。上手い解説だった。
又、川畠さんは「前奏曲とアレグロ」から受けるイメージを「大木が忽然と林立して風格と威厳をたたえた風景が想像され、その木々の間の斜面を水が躍るように動き回りって流れて行くように映る」と書いておられたが、私は山の頂上に立って悠然と回りの景色を眺め、その後、山道を駆け降りて行くと陽当たりの良い大草原に出た、というイメージを抱いた。人により感じ方が異なるようだが、それで良いのだろう。
(続く)


