ブログに書いたつもりだったが、読み直そうと思ったらどこにもない。いよいよ認知症が始まったか?



70歳を迎えるに当たり、「あかさたな」から始まる次の動詞を大事にしなさいと教えて頂いた。意識して実践してみようと思う。

あ・・歩く。
か・・噛む。
さ・・サボる。
た・・食べる。
な・・和む。
は・・話す。
ま・・学ぶ。
や・・役に立つ。
ら・・楽観する。
わ・・笑う。

和田秀樹先生、お見事!

第二部では映画音楽作品から「ポル・ウナ・カベサ」(映画「セント・オブ・ウーマン」より)と「サンライズ・サンセット」(映画「屋根の上のヴァイオリン弾き」より)、ギター独奏のために作曲された F. タレガの「アルハンブラの想い出」、ヴィエニアフスキの「モスクワの想い出」、サラサーテの「バスク奇想曲」を演奏された。

 

 
「アルハンブラの想い出」は、どうすればその音をそのタイミングで出せるんですか、と尋ねたくなる不思議な演奏だった。川畠さんの説明によると、元々は5弦あるギターの独奏用に作られた曲で、しかもトレモロ奏法というギターでも難しい曲を4弦しかないバイオリンで弾こうというのだから無理があるし、大変な技巧を要するとのことだったが、それは川畠さんの右手や左手の動きからも明らかで、演奏を聴くというより川畠さんの動きに目を奪われる展開となった。

 

第二部で最も感動したのは「ポル・ウナ・カベサ」だ。川畠さんが演奏を始められた瞬間、「ヴァイオリンが語り始めた!」と思った。映画「セント・オブ・ウーマン」を観ていたこともあるが、アル・パチーノが演じた盲目の軍人が目に浮かび、彼の壮絶な生きざまや正義感、怒りや悲しみ、厳しさや優しさがひしひしと伝わってくる演奏だった。

 
この「ヴァイオリンが語り始めた」という感覚は、アンコールで演奏されたマンシーニ作曲の映画「ひまわり」のテーマでも味わうこととなった。映画「ひまわり」の場面が思い出され、ソフィア・ローレンの寂しさや苛立ち、悲しみや喪失感がひしひしと伝わってきた。見事だった。

23回目を迎えたという「川畠成道グランドファミリーコンサート」のチケットを頂いた。川畠成道さんの演奏を聴くのは約10年振りだが、前回のコンサートで弾かれた「ポル・ウナ・カベサ」(映画「セント・オブ・ウーマン」より)に「胸が締め付けられた」と私はブログに書いている。今回もその曲を演奏されると知り、楽しみが増えた。

 

 

第一部で演奏されたのは、モーツァルトの「ヴァイオリン・ソナタ第27番ト長調」、クライスラーの「シンコペーション」、「愛の悲しみ」、「愛の喜び」、「前奏曲とアレグロ」だったが、事前に川畠さんが自ら記されたという解説を読んでいたので、興味深く聴くことができた。

 

例えば、「愛の悲しみ」は「絶望的な悲しみというよりは、どこかに救いや憧れを含んでいる」と解説されていたが、まさにその通りで、新しい人が必ず現れるから心配するな、という癒しや励ましがあったように思う。上手い解説だった。

 

又、川畠さんは「前奏曲とアレグロ」から受けるイメージを「大木が忽然と林立して風格と威厳をたたえた風景が想像され、その木々の間の斜面を水が躍るように動き回りって流れて行くように映る」と書いておられたが、私は山の頂上に立って悠然と回りの景色を眺め、その後、山道を駆け降りて行くと陽当たりの良い大草原に出た、というイメージを抱いた。人により感じ方が異なるようだが、それで良いのだろう。

 

(続く)