インドの伝統衣装「サリー」の洗濯は、思いのほか大変だったらしい。


ボルネオ7番のブログ-panasonic


洗濯機に備えられた「標準コース」では汚れは落ちるが生地が傷む。だからと言って、「ソフトコース」では生地は痛まぬものの汚れが落ちない。更には、シルク製のサリーには適度な水流でも、木綿製には弱すぎて使えない・・・等々。


この不満に挑戦したのがパナソニックで、現地で20種類以上のサリーを買い求め、半年を掛けて100回以上の実験を行い、「シルクでも木綿でも化繊でもサリーなら何でも洗える水流」を発見したのだという。


パナソニックの挑戦はこれだけでは終わらない。インドで時に起こる停電に注目し、停電と同時に止まった洗濯機が復旧後、「最初から洗濯をやり直してしまう」ことに気付き、停電時の状態から洗濯を再開して電気や水を無駄にしない省エネ型にしたらしい。


さて、気になる価格と売行きだが、従来品に比べると3割高とのことだが大きな反響があるとのこと。インド市場ではLG電子とサムソン電子が各々3割のマーケットシェアを持っているそうだが、現在シェア4%のパナソニックがどこまでこの差を詰められるか、ちょっと楽しみだ。


「お客様は神様だ」は少し大袈裟としても、消費者の使い勝手を配慮するという点で日本人に敵う者はいないように思う。パナソニックに倣い、相場より3割高くても売れる商品の開発を奨励するというのはどうか。誰でも参加できる価格競争に日本の未来はないように思う。

女優の坂口良子さんが亡くなられた。

昭和30年生れの57歳。私と同い年だ。


ボルネオ7番のブログ-坂口良子さん


記事によれば、最初の結婚相手であった実業家の借金を背負い、それを苦労の末、完済されたのだという。偉い方だ。「池中玄太80キロ」で共演された西田敏行さんが、「早過ぎるよ、これから楽しいことが沢山あったのに」とおっしゃったそうだが、全くその通りかなと思う。


この間、インドの友人が送ってきたジョークにこういうのがあった。


一日目、神は犬をお創りになり、こうおっしゃった。「家のドアの脇に終日座り、訪問客や家の前を通り過ぎる人に吠えるのです。その為に、あなたに20年の寿命を与えましょう」。これに犬が答える。「吠えるには長過ぎる期間です。10年で結構ですので、10年はお返しします」。神はそれを認める。


二日目、神は猿をお創りになり、こうおっしゃる。「人々を楽しませ、芸をして笑わせなさい。その為に20年の寿命を与えましょう」。これに猿が答える。「20年も芸をするんですか?長過ぎます。犬のように10年お返しするということでどうでしょう」。神はそれを認める。


三日目、神は牛をお創りになり、こうおっしゃる。「牧場主と共に草原に行き、一日太陽の下で我慢して過ごすのです。子を産み、乳を与え、牧場主の家族を支えなさい。その為に60年の寿命を与えましょう」。これに牛が答えます。「いくらなんでも苛酷な60年になります。20年でどうでしょうか。40年はお返しします」。神はそれを認めます。


四日目、神は人をお創りになり、こうおっしゃる。「食べて眠り、遊び、結婚し、そして人生を楽しみなさい。その為に20年の寿命を与えましょう」。しかし、人間はこう答えます。「たったの20年ですか?この20年に牛が返した40年と猿が返した10年、そして犬が返した10年を足して下さい。これで80年になりますよね?」


これに神が答えます。「よろしい、お前がそう望むなら」。


その結果、私たちの最初の20年は食べて眠り、遊んで楽しめる期間で、次の40年は家族を養うために外で奴隷のように働き、その次の10年は孫を喜ばせるためにおどけて見せ、そして残る10年はじっと座り、行き交う人々に吠えるようになったのです。



坂口良子さんは10代後半にデビューされているから、フルに40年間働かれたことになる。二度目の結婚は幸せで、お嬢さんとの仲も上手くいっていたようだから、これから猿と犬が返した20年を楽しめたのにと思うと、本当に気の毒に思う。


合掌。

業界新聞に入社式で各社の社長が話されたという訓辞が紹介されていた。

社会人としての心構えや、新人のあり方を説くお話が多い中、レナウン北畑 稔社長の訓示は生々しい分、少し目立っていたように思う。


「将来、労働関連法や医療制度、移民法の変化で女性や高年齢者、移民の労働人口が増えることも予想される。生産年齢人口の変化、ライフスタイルの変化が起こるときは、必ずそれまでの需給バランスが崩れる。これまでの供給では満たせない新たな需要が発生するチャンスであり、発展の機会であると思って欲しい」。


私は良く分かるが、新入社員はどこまで理解できるんやろう・・・などと偉そうに考えてハッとした。理解できないのは、私たちオッサンの方ではないか。なんだかんだ言いながら、私たちは経済成長と共に育ち、バブルにもどっぷりハマッた。だから、どこか過去の実績に基づく「成長」や「計画」を信じてしまう甘さがある。


例えば、先日参加した研修でこういう問題が与えられた。

「新入社員6名が配属されたが、半年で3名が退職した。これだから、ゆとり世代はアテにならない。来年は退職を見越して多めに採用して欲しい」という報告が部下からあった。上司のあなたはどう指導するか。


正解は「3名の退職をゆとり世代のせいにするな。何が原因か調査して、可能な限り改善せよ」だと思う。実際、そう答える参加者が多かった。しかし、今の新入社員ならどう答えるか。案外・・・・


「辞めるときは辞める・・・そういうもんでしょ。見方を変えれば未だ3名残ってるんだし。それより、3名減ったんだから、3名減ったままで回せる方法を考えればいいんじゃないっすか?効率の良い体制、しかもコスト削減、一石二鳥っす」と,、平然と答える者がいるのではないか。


経済成長を知らず、もちろんバブルも知らず、日本の未来と言われてもピンとこない世代なのだとしたら、私たちより余程冷静に現実を見ているような気がするのだ。


ボルネオ7番のブログ-old navy
(東急田園都市線に乗ったら、その車両の宣伝は全て OLD NAVY だった。アパレル業界も変化が続く)