WWDというファッション紙がある。
Women's Wear Dailyの略で、主として動きが早く、変化も大きい女性ファッションを取り上げている。その中に、「全国制覇段階に入ったグローバルSPA」と題する辛口の記事があった。
1995年、日本に上陸したGAP、これに続く1998年のZARA、2008年のH&M、2009年のFOREVER21など外資SPAが着実にアパレル市場でシェアを拡大していると紹介している。彼らの売上を合計すると、2007年の900億円が2012年には1500億円に成長しているのだとか。
更に、ユニクロもグローバル展開しているので、これら外資SPAだと定義すれば、2009年は5100億円、2012年は7700億円の売上となり、アパレル専門店市場の28%のシェアを奪われていると説明している。止めは韓国企業やシンガポール企業の日本上陸も決まっていることで、これら外資SPAが日本市場で拡大を続けるのは「国内勢の無気力と無策」と結んでいる。
というユニクロ柳井社長とイオン岡田社長の言葉を紹介)
批判されている側からすると、コニャローとも言いたくなる内容だが、確かに、長く続いた円高や百貨店の低迷から日本勢の経営環境が大きく変わってしまい、対応が後手後手に回ってしまったことは否めない。ただ、勝負はこれからだと思う。
今回のアベノミクスで大量のお金が市場に投入される。私はそれが簡単に消費市場に回るとは思っていないが、株や不動産などの資産バブルや円安に起因する一部商品の値上がり、そして新しい産業やビジネスの誕生など大きな変化が起こると思う。それは外資SPAにとっても初体験のはずだ。
当たるかどうかは分からないが、私も「こうなる」という前提の下で仕事に取り組んでいる。5年後には、「6割は当たったか」と振り返りたいと切に望む。
