英国バーバリー社と三陽商会が締結しているライセンス契約が2015年に終了するとのこと。バーバリーは三陽商会にとって主力ブランドだし、三陽商会が支払っているロイヤルティは英国バーバリー社にとって決して小さくない筈だ。それでも「別れる」のか?

業界誌によると、三陽商会が支払っていたロイヤルティはピーク時には年間100億円を超えていたとか。しかし、ラグジュアリーブランドへの転換を選択したバーバリー社にとり、ライセンス契約は終結が望ましいという判断になってしまったのだろう。因みに、2014年3月の決算でバーバリー社は755億円の税引前利益を計上しているが、これは9年前に比べると約3倍とのこと。今なら100億円近いロイヤルティを失っても、以前程にはダメージを受けなくて済むという計算もあったことだろう。

「合弁は結婚、ライセンスは同棲」と説明してきた。期間の定めが無かったり長かったりする合弁に比べるとライセンス契約には3年とか5年という短い期限が定められていることが多いからだ。だから、言い方は悪いが「ちょっと試してみようか」というお手軽さと、「やっぱりダメだった」と契約を更新せずに撤収できるお気軽さがある。この点、英国バーバリー社と三陽商会は互いに快適な同棲生活で、何度かの契約更新を重ねてきたということだろう。しかし、長い同棲生活も終わることがある・・・それを今回は見せつけられたような気がする。

これからは英国バーバリー社も三陽商会も、男女に例えれば「別れた後もカッコ良くいられるかどうか」「次の魅力的な相手が見つかるかどうか」で真価が問われるようになるのだと思う。記憶に新しいところでは、私の取引先でもあるエースさんがサムソナイトとの長年に亘るライセンス契約が解消された後、周囲の心配をよそに大いに業績を伸ばされたという例もある。三陽商会もそうあって欲しいと思う。
昔はイケメンのことを「水も滴る(したたる)良い男」と言ったりした。今更ながら、何故そんな言い方をするのかが気になって調べてみたら、「今にも水が滴り落ちそうな程につやつやとした、まるで新鮮な果物のような美しい肌」だからなんだと分かった。私は回りからポテトヘッドと呼ばれている位だから、残念ながらこれには該当しない(笑)

ポテトヘッド

人だけではなく、水が滴る植物も美しいと思う。特に、雨に濡れる葉っぱが綺麗だといつも思う。葉っぱの役割が雨を受け、それを花のために茎を通して根まで降ろすことにあるのなら、自分の使命を果たしている喜びを感じているからかも知れない。

紫陽花
(雨が似合う紫陽花)

雨の葉
(大切そうに水滴を溜めている葉っぱ)

細い葉
(水の重みで垂れ下がったはっぱ)

雨に濡れる葉
(雨に濡れ、緑鮮やかな若葉)
「俺が説教したる」が口癖の先輩がおられる。
関東名門校のラグビー部に在籍された一年上の先輩で、社会人チームで共にプレーし、コーチもご一緒させて頂いた。その先輩と久し振りに会った。説教されるのを覚悟して会った。

ところが、食事しながら先輩の口から出てきたのは「負けたのはアンタの責任やとお前に言われた」「慰められるのかと思ったら突き放された」「ちょっと弱音を吐いたら、お前、監督辞めろと俺に言うたやろ」という恨み節ばかりが出てきた。

ボル「私、そんな偉そうなことを言ったんですか?」
先輩「お前、覚えてへんのか?」
ボル「大事な先輩にそんなことを言うとは思えない」
先輩「俺がどれほど傷付いたか」
ボル「しかし・・私、間違ったこと言ってないですね」
先輩「どついたろか」((((((ノ゚⊿゚)ノ

実際、2度ほど頭を小突かれたが、美味しいお寿司をご馳走になったので許す。その後は予定通り一方的に説教され、痛いところを突かれ、隠していたものをほじくり出され、最後には「おっしゃる通りです」と兜を脱がざるを得なくなった。

教えを説くと書いて説教だから、元々は牧師さんやお坊さんが宗教の教えを説かれることを説教と言ったのだろう。では、聴く人を熱くする迫力があったり、心にしみ入るような温かさを感じさせる説教とはどういうものなんだろう。

正解かどうかは分からないが、この先輩と話す度に思うことは「説教とはその人の生きざま次第」ということだ。先輩は自分が在籍した大学ラグビー部の復活を信じておられる。その為に尽力するのがOBの務めだとも信じておられる。そして、同じような思いと愛情が私にもあると信じておられる。

そういう先輩から「お前がやらんで誰がやるねん」と言われると、「誰かがやるでしょう」とは言えなくなるものだ。多分、その人の生きざまが言葉に力を与え、聞く人の心を癒したり、励ましたり、火を点けたりするのだろう。それが証拠に、この先輩に「酒は飲み過ぎるな。仕事が終わったら真っ直ぐ家に帰れ」と言われてもちょっと説得力がないかも。それを言おうかなと思ったが、言えば新たな説教が始まりそうだから、今回は言うのを控えた(笑)

scrum