映画「アリスのままで」を観た。
主演のジュリアン・ムーアがこの映画で主演女優賞を受賞している。

アリスのままで

テーマは若年性アルツハイマーで、立派なキャリアと家庭を築き上げたアリスが、少しずつ、しかし着実に記憶力を失い、一人では生きていけなくなっていく。そういうアリスの痛々しさや苦しさ、悔しさをジュリアン・ムーアが見事に演じている。

あまり書くとネタばれになってしまうが、アリスを診る専門医が「インテリほど若年性アルツハイマーの発見が遅れる」と指摘すが、これはインテリほど記憶力の低下を補う為の工夫をするからで、正にアリスも工夫を重ね、普段通りの生活ができるよう努力する。しかし、それにも限界のあることを知ったアリスは、病状に逆らえなくなった最悪のときを想定し、そのときの自分自身に対してビデオメッセージを残す。そして、やがてそのときが訪れるが・・・。

重いテーマに何度か溜め息が出そうになったが、それでも多少明るい気持ちになれたのは、アリスにもその家族にも現実を受け容れる潔さと、その中でベストを尽くそうという闘志があったからだろう。最近、物忘れが激しいことを思うと他人事には思えないが、とにかく、毎日を大切に過ごしておこう・・そういう静かな決意を促してくれる映画だと思う。

大急ぎで書いておく(2015年6月26日午後1時現在)。


なんと、阪神タイガースがセ・リーグの首位に躍り出ている。タイガース・ファンの私からすれば嬉しいニュースには違いないが、得点や失点、打率や防御率という個別の成績を見ると、とても手放しでは喜べないし、他球団のファンの皆さんに心からお詫びしたくなってくる。ここでは広島カープスとの比較で見てみたい。


【得点】 阪神215点(最下位) 広島265点(1位)

【失点】 阪神287点(最下位) 広島239点(2位)

【本塁打】 阪神34本(最下位) 広島53本(1位)

【盗塁】 阪神23(最下位) 広島40(3位)

【打率】 阪神0.235(最下位) 広島0.260(2位)

【防御率】 阪神3.70(最下位) 広島 3.22(3位)


阪神のこの数字を見て、いったい誰が首位だと思うだろう。ちなみに広島はこの成績で一昨日までは6位だったから、私が広島ファンなら怒り狂うところだ。


勝つときは僅差、負けるときは大差という、見方によれば効率の良い戦い方なんだろうが、長い目で見ればちゃんと底力を付けるべきだろう。この成績にして首位にあることを思うと、戦国時代に信長が多勢に無勢で大勝利を上げた「桶狭間の合戦」を思い出す。しかし、あの信長も桶狭間以降は必ず相手より強力な軍備を整え、総合力で勝ちに行っている。


阪神タイガースよ、ちゃんと実力を付けて欲しい。

しかし・・・今年はその強運で優勝して!!(笑)

勤務先の同僚から、「ボルさんが羽目を外したところを見てみたい」と言われた。どうやら私はいつも自分の感情をコントロールし、決して乱れたり調子に乗り過ぎたりすることのない、立派なオトナに見えるらしい。よしよし・・(笑)

ところで、この「羽目」だが、語源由来辞典によると馬を制するために口に噛ませる「馬銜(はみ)」から転じたものとのこと。この馬銜を外すと自由になった馬は走り回って手が付けられなくなることから、「馬銜(羽目)を外す」が調子に乗り過ぎることを意味するようになったらしい。

そういう由来だから、どちらかと言えば「羽目を外していけませんよ」という若者に対する戒めとして使われることが多いように思うが、私たちの年代になれば、羽目を外すことの心配より、馬銜を外されたあとのことを心配した方が良いのではないかとも思う。

せっかく馬銜が外されたのに、そこに立ち止ったまま動けなかったり、少し駆けただけで息を切らしたりしては馬としてみっともないだろう。「ボルさんが羽目を外したところを見てみたい」と言われたのは、まだ多少は暴れそうだという雰囲気があるということだろうから、期待に応え、心身ともに手入れしておこうと思う。

ぜんまい式の馬
(ゼンマイ式の暴れ馬)