F川さんが「還暦のお祝いをしましょう」と声を掛けて下さった。
今でこそ仲良くお付き合いさせてもらっているが、初めてお目に掛かったときはF川さんの迷いのない押しの強さに反発し、「お取引きは出来かねます」とお断りに行っている。ところが、F川さんがラグビーをされていたと分かり、「顔も見たくない嫌な人」が一瞬にして「一所懸命仕事に取組む素晴らしい人」に早変わりした(笑) ラグビーにはそういう不思議な力がある。
さて、そのF川さんが案内下さったのは、湯島にある「若衆Bar 化粧男子」というお店だ。この「うん?」と来る店名だが、そもそも若衆とは陰間(かげま)の別名で、陰間とは江戸時代に歌舞伎役者の女形(おやま)を志望していた役者の卵とのこと。彼らは女形の修行のために女装して接客していたが、これが人気を博し、「陰間茶屋」という女装の美少年が働くクラブができたらしい。
その「陰間」ではあまりに生々しいから「若衆Bar」にしたとのことだが、「化粧男子」とある通り、ここで働く人たちは「男子」なのだ。では、みなさん「ニューハーフ」かと言うとそうではなく、中には男子と女子両方を自分の中に抱えて生きている人もおられる。ママの井上魅夜さんは正にそいういう方で、見た目は女子でも、男子の部分が今もあるそうだ。

これは魅夜さんが書かれた本だが、「男と女、人生を2倍楽しむ方法」という副題はそこから来ている。実に興味深い本で一気に読ませて貰ったが、魅夜さんご指摘の通り、男性の中にも女性っぽいところがあり、女性の中にも男らしいところがある。人はみな、そういう男女の性の間で生きているのだから、「性別の川の渡し守でありたい」とおっしゃる魅夜さんの優しさが強く印象に残った。
(続く)
今でこそ仲良くお付き合いさせてもらっているが、初めてお目に掛かったときはF川さんの迷いのない押しの強さに反発し、「お取引きは出来かねます」とお断りに行っている。ところが、F川さんがラグビーをされていたと分かり、「顔も見たくない嫌な人」が一瞬にして「一所懸命仕事に取組む素晴らしい人」に早変わりした(笑) ラグビーにはそういう不思議な力がある。
さて、そのF川さんが案内下さったのは、湯島にある「若衆Bar 化粧男子」というお店だ。この「うん?」と来る店名だが、そもそも若衆とは陰間(かげま)の別名で、陰間とは江戸時代に歌舞伎役者の女形(おやま)を志望していた役者の卵とのこと。彼らは女形の修行のために女装して接客していたが、これが人気を博し、「陰間茶屋」という女装の美少年が働くクラブができたらしい。
その「陰間」ではあまりに生々しいから「若衆Bar」にしたとのことだが、「化粧男子」とある通り、ここで働く人たちは「男子」なのだ。では、みなさん「ニューハーフ」かと言うとそうではなく、中には男子と女子両方を自分の中に抱えて生きている人もおられる。ママの井上魅夜さんは正にそいういう方で、見た目は女子でも、男子の部分が今もあるそうだ。

これは魅夜さんが書かれた本だが、「男と女、人生を2倍楽しむ方法」という副題はそこから来ている。実に興味深い本で一気に読ませて貰ったが、魅夜さんご指摘の通り、男性の中にも女性っぽいところがあり、女性の中にも男らしいところがある。人はみな、そういう男女の性の間で生きているのだから、「性別の川の渡し守でありたい」とおっしゃる魅夜さんの優しさが強く印象に残った。
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