先日、お取引先との商談中にバレンタインデーの話題となった。「義理チョコの時代は終わりました。私の場合はメンツ・チョコで、周りの女性に『チョコを頼む、手ぶらでは帰れない。私のメンツを立ててくれ』と頼んでます」と私が言って大笑いになったのだが、毎日新聞にこんな記事が出ていた。
 
 
 
「義理チョコをやめて難民支援を」・・共栄火災海上保険では職場でチョコを配る習慣をなくし、その分でアフリカ・マリの難民を支援しているとのこと。1993年に女性社員が発案し、買うのをやめたチョコ代や返礼品代を支援に回そうと、これまでに3500万円を集め、現地の水田作りや医薬品購入に役立てられたとのこと。とても良い話だ。
 
私もこの活動に賛同し、今年からチョコを貰うのを辞退します・・という宣言を考えたが、宣言しなくても結果はほぼ同じか(笑) 世の中には志が高く、行動に移せる素敵な女性たちがいるもんだ。
若い頃、母親に「あんたは黙っていると怖く見える。笑っていなさい」と注意された。念のため、周囲の方々に尋ねてみるとその通りだったので、以後、意識してニコニするよう心掛けた。しかし、問題は電車の中や車の運転中に起こる。
 
電車の中で満員なのに脚を組んで座る人、扉付近から動かず乗降客の妨げになっている人、信号を守らない歩行者と自転車、レース場に行けばと言いたくなる飛ばし屋・・・と怒りたくなる場面に遭遇するとニコニコなんかしていられない。
 
笑顔でいないと、しかし、笑顔でいられるか・・・そういうジレンマと長年戦ってきたが、やっと解決できる目処が立ってきた。どうしたか? 神さまを信じることにしたのだ。怒りたくなる場面に遭遇し、自分の顔がこわばったことに気付くと、こう呟く。
 
「神の前では50歩100歩」
 
これは効く。大体、私が怒るときは自分が正しいと信じ込み、相手が悪いと決め付けている。又は、恥ずかしくて言い辛いが、自分の方が相手より優れていると思っていることが多い。しかし、そんなもの、神さまの前では「50歩100歩」だ。そう思うと、怒った自分が可笑しく思え、笑えてくる。まだ試している最中だが、これまでのところ成功を収めている。
精神科医の斉藤茂太さんは「STRESSが大事だ」とおっしゃっている。ただ、このSTRESSは・・・
 
Sport(運動)
Travel(旅行)
Recreation(娯楽や休養) 
Eat(食事)
Sleep(睡眠) 
Smile(笑顔)
 
の頭文字を並べたものだ。なるほど、と思うが、分かってはいてもできないこともあるように思う。運動、旅行、娯楽や休養は時間がないという言い訳が出て来そうだし、食事や睡眠は取りたくても思うように取れないと深刻に悩んでおられる方もいるだろう。
 
その点、私は運動が大好きだし、家の近くでも車で出掛けるだけで旅行気分になれる。今のところバイオリンは私にとり効果てきめんのリクリエーションだし、有難いことに食事も睡眠も悩んだことがない。唯一、難しいのが Smile だ。
 
(続く)