今日は桃の節句、お雛祭りか。

出社して思い出した。

A画伯のお陰やね。ありがとう。

 

新聞を読んでいたら「潔癖男子」という文字が目に入った。吊り革、手すり、ドアノブに極力触らないし、自宅以外のトイレや公共トイレには抵抗があるという男子が増えているそうで、男性の約4割がそういう潔癖男子とのこと。芸能界の坂上忍さんが潔癖症だと公言したり、SARSの流行から感染症への関心が高まったこともあり一気に市民権を得たらしい。

 

 

早速、あちらこちらで話題にしてみたのだが、同年代のオジサンには「草食男子といい、潔癖男子といい、どうも最近の男は弱っちい」という反応が多かったように思う。しかし、私の意見はちょっと違う。

 

沢田研二の「時の過ぎゆくままに」は大好きな歌だが、「身体の傷なら治せるけれど、心の痛手は癒せはしない」には違和感がある。アキレス腱を切ってしまった私の左脚は未だに右脚より細いままだし、3度も折ってしまった鼻の骨は少し曲がったままだ。しかし、心はリセットできる。仮に失恋で傷付いたのだとしても、もっと素敵な女性(男性)と巡り合い、好きだと言われたりしようものなら100%完治するに違いない。

 

だから、潔癖男子が守ろうとしているのは一度傷付けたら元に戻すのが大変な身体や健康、しかし、草食男子が守ろうとしているのは実は再生可能な心、というのは言い過ぎかなぁ?

大学の同級生が出演するという「ヨハネ受難曲」を聴きに行った。同級生の話では、ヨハネによる福音書に出てくるイエス・キリストの受難をバッハが作曲した68曲の歌で綴る物語とのこと。 重要な登場人物であるイエス・キリストや、イエス・キリストを迫害したとされるユダヤ総督のポンテオ・ピラトを演じ、歌うのはソロのオペラ歌手の皆さんで、同級生が所属する合唱団はユダヤの民衆を演じたり、讃美歌を歌ったりするようだ。もう一人、福音史家と呼ばれる役割があり、テノールのオペラ歌手が物語の進行と解説を司っておられた。彼がヨハネなのだろう。

 

 

さて、同級生は「途中、眠くなるかもね。そのときは遠慮なく寝てくれ」みたいなことを言っていたが、貰ったチケットに書かれていた指定席に行ってみたら、前から2列目のほぼ中央の席だった。この席ではさすがの私も眠れないだろう。更に、ドイツ語の歌詞ではあったが、日本語訳がついていて、それを読み始めたら、イエスが捉えられ、ユダヤ人の民衆に死刑にしろと騒がれ、やがて十字架を背負ってゴルゴタに向かう様子が書かれている。とても居眠りできるような心境ではなくなってしまった。

 

歌も合唱も管弦楽の演奏も素晴らしく、ドイツ語の歌詞を聴きながらも日本語訳からイエスの気持ちや周りの人々の表情や仕草を想像し、あっという間に68曲を聴き終え、しばらく感動の余韻に浸らせて頂いた。同級生に感謝。