本屋で立ち読みを始めたら、著者の玉木俊明さんが同志社大学のご出身だと分かった。しかも、私よりお若い方だ。そうと分かれば、買わないのは失礼だ。直ぐに購入して読み始めた。

 

 

「農耕生活は人類史上最大の失敗?」

 

なかなかセンセーショナルな言葉が出てきたが、要は、ギリシャとトルコで発見された骨格から、氷河期末期の1万年前に狩猟採集民として暮らしていた男性と女性の平均身長がそれぞれ180cm、168cmであることが分かり、農民として3000年前に暮らしていた男性(同162cm)や女性(同152cm)より大きかったことが判明したのだ。

 

それまでは、毎日新しい食料を見つけないと生きていけない狩猟採集民の方が栄養状態が悪いと思われていたから、これは実に意外な発見だったのだ。結局、初期の農業では一種類か二種類の農作物しか手に入らなかった農民よりも、狩猟採集民の方が多様な食料から十分な栄養を取っていたということらしい。

 

更には、保存できる農作物だけに、持つものと持たざるものの間に貧富の差が生まれ、又、農業により人々が密集して住むようになったことから寄生虫や伝染病が一気に広まってしまう環境にもなってしまう。しかし、それでも私たちの祖先は農民の道を選び、その結果、人口が増えて多くの食料が必要となり、人々はより一層働かざるを得なくなる。これが、農業を選んだのは人類史上最大の失敗かもという理由だが、玉木さんは「人類を勤勉にするために農業を選んだのでは」と結んでおられる。確かに、移動を重ねる狩猟採集民が都市を築いたり文明を作り上げるとは思えないから、玉木さんの言葉には説得力がある。私も祖先の選択に従い、勤勉でいよう。 

バイオリンの先生が良寛和尚の言葉をブログで紹介されていた。思わず深く頷いてしまう言葉だ。

 

「散る桜 残る桜も 散る桜」

 

東大キャンパスの中の桜並木。4月8日、冷たい雨と共に散り始めた。

 

4日後、コンクリートの道が桜の絨毯になった。

 

その6日後、花を支えていた花柱まで落ちると道が朱色に染まった。

 

桜が散って、初めて緑の葉っぱがみずみずしいことに気付いた。満開のときは言うまでもなく美しいが、散って行く最中も、散ってからも、桜は絵になる木だと思う。

 

さて、良寛和尚は、咲いた桜は散るのが定め、人の命もそういうものだと教えて下さったのだろうが、間違っても自分の人生が今どのあたりかと考えすぎてはいけない。そんなことをすると、命の前に貴重な髪が散ってしまいそうだ(笑) 今日一日を精一杯過ごそう。

 

大学の同級生が集まり、すき焼きパーティを楽しんだ。場所が同級生のオフィスだったので、さながら同級生の下宿に押し掛けて酒盛りを始めたかのような雰囲気となったが、学生時代と異なるのは、牛肉が「今半」だったこと、それから高級酒がずらりと並んだことだろう。

 

食材は鍋奉行のN藤さんが揃え、スーツケースに詰めて運んでくれた。感謝。

 

同期会会長のA木さんが高級酒や珍しいお酒を差し入れてくれた。感謝。

 

最初にネギを炒めて焦げ目を付け、一旦取り出す。

N藤「このネギが良い仕事をするんだよ」・・・後で納得。

 

牛脂に続きザラメを投入。いよいよすき焼きの開始。

 

今半の牛肉が入る。あぁ、久し振りの贅沢な音と香り。

 

しらたき、春菊、椎茸、しめじ、ネギ、ゴボウ、油揚げ、豆腐、お麩が入り、賑やかなすき焼きに!ネギを立てるのは魯山人式とか。

 

鍋奉行N藤さん(左端)率いるバンドのメンバーも参加、平均年齢は下がるも興奮のボルテージが上がり、音楽やミュージシャン、はたまた人類の歴史について熱く語り合う夜となった。

 

ボル 「バンドの名前、ジョーモンズってどういう意味?」

N藤 「うん?俺の顔見たら分かるやろ、縄文ズ、や」(笑)

ボル 「なるほど、縄文人っちゅうことか」

N藤 「君にもピッタリの名前や。バイオリン持参でおいで」(笑)

 

楽しい夜をありがとうございました!