金曜日の朝、JR渋谷駅から山手線で品川に向かう途中、突然、眩暈がして吊り革を持っていても身体の揺れを止められず、やむなく目黒駅で途中下車した。ところが、真っ直ぐ歩くことができず、少し休もうとホームにあった立ち食い蕎麦屋の壁にもたれかかって立っていたのだが、次第にそれも苦しくなり、吐き気にも襲われ、ついにはホームに座り込んでしまった。

立ち食い蕎麦屋さんから連絡を受けた駅員さんが駆け付けて来てくれたが、もはや立ち上がることができず、駅員さんが呼んでくれた救急車で近くの病院に救急搬送された。点滴を受けながら目眩が収まるのを待ち、脳のMRI検査を受けたが、幸い異状は認められず、「耳石による目眩だろう」と診断された。

迎えに来てくれた妻に支えられ、何とか帰宅したが、3年前に額を怪我して救急搬送されてから2度目の救急車となった。体力自慢の私としては恥ずかしい限りだが、普通に真っ直ぐ歩けることの幸せを痛感する一日となった。

昨日の朝は少し気分も良くなり、散歩に出掛けてみたが、桜やつつじ、タンポポまでが色鮮やかに見えた。普段は季節を彩る花々を愛でることもなく、ひたすら前を向いて歩いていたのだろう。反省、と、感謝。





私が所属する合唱団、「男声讃美歌研究会」が今年も国際シニア合唱祭に参加することになった。みなとみらい大ホールにて3日間の日程で催され、100を超える合唱団の参加が予定されているが、参加条件に、①50才以上であること、②団員の平均年齢が60才以上であること、とあるから、合唱には元気な高齢者を増産する効用があるのかも(笑)



男声讃美歌研究会は同志社グリークラブのOBが「90才まで元気に歌おう」と呼び掛けて結成されたものだが、見事、90才を超えた方が2名も居られる。「もう息が続かないよ」と謙虚におっしゃるが、ステージに上がると普段はOffになっている何かのスイッチがOnになるらしく、背中をシャンと伸ばし、朗々と歌われるから驚きだ。

平均年齢は軽く80才を超えており、今年やっと70才になる私など駆け出しの若輩者だが、練習で使った先輩方の椅子を片付けようとすると「手伝わんでええ。自分に出きることはやるから」と叱られたりする。最近はどこに行っても最年長のことが多く、若者たちの将来をついつい考えてしまう私だが、この合唱団の練習に来ると、私の10年後、20年後のことを自然に考えることができる。上手く歳を取らねば、と思う。

お取引先への退職と引継ぎの挨拶を続けている。



あるお取引先で「この後どうされるんですか? まだ引退という雰囲気じゃないですよね?」と言われたので、待ってました、とばかりに「ホストクラブで働きます」と答えたら大ウケした。

「ボルさん、いつも面白い話をされますけど、ホストクラブは予想しませんでした。いやー、笑わせてもらいました」とおっしゃるので、「いやいや、本気です」と返して、昔読んだ本のことをお話した。

ホストクラブ「愛」のオーナーが書かれた本で、「うちに還暦を迎えた人気ホストがいます。皆さん、人気ホストと聞くと、若くて背が高く、ハンサムで会話が上手な男だと思うでしょう。しかし、人気ホストに共通する条件は一つだけ。それは『聞き上手』なんです」と書かれていたことをお話しした。と、今度は皆さん「う~ん・・」と唸ってしまわれた。説得力のある話だっのだろう。かと言って誰も「ボルさんなら人気ホストになれますね」とは言ってくれなかったけど(笑)