鍼灸整骨院に通い始めてから5ヶ月経った。痛みが無くなり、階段の昇り降りも楽になったから、普段は腰を痛めたことすら忘れているようになった。


そうなると欲が出るものらしく、朝のウォーキングで東大ラグビー場に寄るようになった。暫くお休みしていたストレッチも再開し、ついには今朝、恐る恐るだが10メートルほど小走りに駆けてみた。

ぎこちなくてロボットみたいな動きだったろうが、倒れはしなかったし、足ももつれなかった。占いでは「美しい暴走列車」になる筈なんだから、美しく走れるようになろう。新しい目標ができた。
我が家には妙なこだわりがあり、数多くあるバナナの中でもマルエツの「くだもの日和」が一番好きで、買い置きが無くなりかけると誰かが必ず買ってくる。


一昨日の日曜日は朝のウォーキングのついでに私が買ってくる、と小銭を握りしめてマルエツへと向かったが、着いてみると商品棚にバナナが一本もない。そばを通り掛かった店員さんに尋ねたが、日本人ではないアジア系の青年で上手く言葉が通じない。ところが、彼はその後一所懸命私に話しかけて希望を聞き出すと、配達されたばかりの段ボール箱を開け、中からくだもの日和を一袋取り出してくれた。ありがとう、と言うと、青年は嬉しそうに笑った。

マルエツから徒歩2分のところにナチュラルローソンがあるから、ついでにクロワッサンも買って帰ることにした。店員さんに顔を覚えられたのか、「そんなに美味しいですか?」と声を掛けられた。こちらもアジア系の青年だ。「うん、大好きなんや。ところで、あなたはどこから来たの?」と尋ねたら、「ネパールから来ました」と少したどたどしい日本語で答えた。

どちらも日曜日の朝7時前の出来事だったから、もし私が20代の青年で海外で働くことになったとしたら、言葉も文化も知らないアジアの国のスーパーかコンビニで彼らのように働けたかどうかを考えさせられた。私は今の日本に生まれたから、そんな選択をせずに済んだのだ。そう考えると、本当に彼らは偉いなあと頭の下がる思いがした。
梅の花言葉は「不屈の精神」とのこと。更に、紅梅には「優美」という花言葉があるんだとか。


まだ雪がちらつく冬に、いち早く花を咲かせて春が来ることを告げる梅には「不屈の精神」があり、しかもそれを美しく知らせるから「優美」なのだろう。そういう花言葉を感じさせる若者がスポーツや音楽の世界に出てきているように思うが、不屈の精神、優美と聞いて最初に思い出したのはNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」の萬平さんと福ちゃんだ。

萬平さんは失敗を重ねても諦めない。時に弱気になるが、そんなときは福ちゃんがしっかり支える。正に不屈の精神。又、裕福ではない暮らしが続くが、ちゃぶ台を囲む一家は明るく、正座する姿が実に美しい。これこそ優美だろう。

私も不屈の精神や優美という言葉が似合うと言われたいものだが、まだまだ修行が足りない。これから努力し、遅咲きの梅を目指そう。