我が家には妙なこだわりがあり、数多くあるバナナの中でもマルエツの「くだもの日和」が一番好きで、買い置きが無くなりかけると誰かが必ず買ってくる。


一昨日の日曜日は朝のウォーキングのついでに私が買ってくる、と小銭を握りしめてマルエツへと向かったが、着いてみると商品棚にバナナが一本もない。そばを通り掛かった店員さんに尋ねたが、日本人ではないアジア系の青年で上手く言葉が通じない。ところが、彼はその後一所懸命私に話しかけて希望を聞き出すと、配達されたばかりの段ボール箱を開け、中からくだもの日和を一袋取り出してくれた。ありがとう、と言うと、青年は嬉しそうに笑った。

マルエツから徒歩2分のところにナチュラルローソンがあるから、ついでにクロワッサンも買って帰ることにした。店員さんに顔を覚えられたのか、「そんなに美味しいですか?」と声を掛けられた。こちらもアジア系の青年だ。「うん、大好きなんや。ところで、あなたはどこから来たの?」と尋ねたら、「ネパールから来ました」と少したどたどしい日本語で答えた。

どちらも日曜日の朝7時前の出来事だったから、もし私が20代の青年で海外で働くことになったとしたら、言葉も文化も知らないアジアの国のスーパーかコンビニで彼らのように働けたかどうかを考えさせられた。私は今の日本に生まれたから、そんな選択をせずに済んだのだ。そう考えると、本当に彼らは偉いなあと頭の下がる思いがした。