毎週日曜日の朝はナチュラルローソンまで行く。クロワッサンを買うためだ。それが美味しいことは、以前、ブログに書いた。 クロワッサン  ところが、1ヶ月程前からクロワッサンを店頭で見掛けなくなった。やむなく、別のパンを買って帰る日曜日が続いたが、先々週の日曜日は少し不満を言いたくなり、「あのさ、毎週日曜日の朝にわざわざ15分歩いて買いに来てるんだからさ、クロワッサンなんとか準備してよ」と今や顔馴染みとなったレジの青年に文句を言った。

そこまで言って人の気配を後ろに感じ、振り返ったらK大ラグビー部OBのT塚さんが立っておられるではないか。これは私の不満を聞かれたなと思い、照れ隠しに「同志社ラグビーOBのボルです。第100回定期戦の日にお目に掛かりましたね」と話し掛けたら、逆に「どうされました?」と質問された。そこで、かくかくしかじかと状況を説明したら、「私が何とかします。すみません・・いやいや、もう私は社長じゃなかったか」と言って笑われた。私もつられて笑い、「今も社長だったら直訴できましたのに」と返したが、T塚さんが最近までローソンの社長をしておられたことを思い出した。


そして先週の日曜日、どうせ今朝もクロワッサンはないんだろうなと半ば諦めの境地で訪れたナチュラルローソンで、良い香りを放つクロワッサンを見付けた。嬉しくなって「おっ、あるじゃん!」と声を出してしまったが、さて、あれは偶然だったのか、それともT塚マジックだったのか。どちらか分からなかったが、クロワッサンはやはり美味しかった。
お取引先の社長ご夫妻から食事に招かれた。20年前、幼い3人のお子さんを連れて日本に来られた韓国人のご夫妻で、言葉も文化も異なる日本で会社を立ち上げ、次々に新しいビジネスに挑戦して成功を収め、子育てが終了した今も、もう一つ、何か新しいビジネスに挑戦したいと意気盛んだ。


印象に残ったのは、成功の要因を尋ねた際に「タイミングが良かった」と何度かおっしゃったことだ。そのタイミングには私も同じ東京にいたのだから、私からすれば「目の付けどころが良かった」、異国の地なんだから「努力の量が半端じゃなかった」等々、自慢頂いても構わないのだが、そうされない謙虚な方々だから成功されたのか、はたまた、同じように努力されても上手く行かなくなったことがあったのか、興味が湧いた。


その後も美味しいキムチや焼き肉を頂きながらゆっくりお話させて頂いたが、成功された最大の要因はやはり挑戦を続けられたことだろう。前の打席が三振や凡打でも、ご夫妻は打席に立ち続け、タイミング良くバットを振れたときにはそれがヒットやホームランになったのだろう。

 かく言う私も打席に立ち、積極的にバットを振ってきたつもりだったが、社長ご夫妻が出場されていたのが対外試合なら、私が出ていたのは社内の紅白戦のようなもので、その差が胆力や思考力、直感力の差になっているように思う。さて、私には未だ対外試合に出られるだけのパワーが残っているのかどうか?
何か決断を下すと、それを後悔させる出来事が起こったり、批判的な意見が出て来たりする。そうそうときは、この言葉を思い出す。素晴らしい言葉だ。何たって私の作だから(笑)


もう何年も前に、高橋書店の日めくりカレンダーに採用された言葉だ。何か変化を起こす決断をすると失うものが出てくる。だから、後悔するし批判もされる。しかし、その後、必ず新たに得られるものが出てくるし、応援してくれる人が現れる。だから、怖がらずに変化を起こそうと思う。