成人になった君のことと、 | ブーティの裏

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フォトグラファーをする傍ら、Funnyな神さまの導きにより2014年から「狛江で1番入りづらいバー、ゴータバー」という飲食店を経営させて頂いております。2023年法人化し㈱ゴータバー設立。学歴が小学生程度しか無いため誤字脱字多めのニンゲンのエッセイ。



@3年前のお花見



3年くらい前だったかな。

横浜の野毛の方々の花見でキューティなムスメを発見して

オーバー30の僕は ずっとこの子を撮っていた。

たまーにLINEで繋がったりしてたんだ。




それから2年くらいしてかなぁ、野毛の飲み仲間の のりちゃんがね、

爆弾的な発言をしたのは・・・。





のりちゃんは、なんと申したかと言うと…





のりちゃん 「私はあのキューティームスメの母だっ」・・・・と。




GOTA 「 ほわっつ??????????」










GOTA 「ウソデショ???? ニテナイヤン!!!!」




のりちゃん 「でもアタシのムスメダヨッ!」




本気でビビッタッ!!

笑えた。

で、成人の振袖を撮ろうかって事になったわけだ。


以下、オフショットです





そうかぁ・・・



このキューティムスメも、あと25年で母と同じになるんだなぁ。



僕は、この瞬間に「写真」の大切さと、時間に対する恐ろしさを感じた。



しかし、のりちゃんありがとう!
この子の記念に残る1枚を撮れてぼかぁ幸せな写真家です。



仕事で堅いスタジオ撮影の成人式のようにはしたくなかったから
ロケーションで撮る事にした。
最初はね、神社で撮る予定だったんだけれども、母のりこは、
和服用の靴を家に忘れてきた。

で、キューティーはド・ピンクのクロックスを履いていてね、
振袖にピンクのクロックスかぁ!!
おもしろいね!!なんて考えたけど、駄目でしょ!ww
大至急車で家まで靴を取に3人でご自宅へ向かった。

時間も午後3時を過ぎようとしていて、綺麗な西日が山の影に隠れようと
していた頃にやっと足袋と草履を履かせることが出来た。

ここからまた神社に向かうと・・・・日が落ちる!と確信し、家の前の道で
撮ってしまう事にした。
後ろに看板や通行人が写りこんでいるけれどこれはこれでイイのではないか。
僕らしい写真で気に入った。

撮影中、通行人の老夫婦はにこにこしながら「おめでとう」
と声をかけてくれたり、野球少年もエキストラに参加してくれた。





袖に入れる板も、袖元を留めるクリップも僕は持ってくるのを忘れた。
しかし、風で袖がばらつくので母のりこの車に積んであったDVDを数枚
袖の中に入れた。

小さなクリップを貸してくれと頼んだのが間違ったのか、
母のりこは、洗濯バサミを用意してきたので それを見た僕は
袖元を留めるのをあきらめた。


本来、写真は自由なものだからね。





成人になったことと 無事にここまでたどり着いた事は奇跡だよね

それは みんなそう。

自分が立っている所、そこがベストを尽くせる最高の場所だから

まわりに流されることなく

自分らしく生きていこう。


僕は、綺麗にまっすぐ伸びた道路をただ歩くよりも

険(けわ)しくて、危険で、草がボウボウのだれも歩いた事のない道を

みんなと1から道を作り上げていって、その先に見える

クリスタルビーチにたどり着き、そこでみんなと乾杯するような

生き方だったらイイなとおもう。


振り返った時に、まーっつぐ伸びた綺麗な道が


あなたの後ろにありますように。


おめでとう







GOTA