BECK
名古屋ミッドランドスクウェアシネマにて鑑賞。お客さんの入りは2割にも満たない感じ。僕自身原作は全然読んでなくてバンドもの、ということを知ってるくらいのものです。なんかアニメ化するときにハスキングビーのどんどんが声を当てた、というのが少し話題になったのは覚えてます。主人公の佐藤健演じるコユキの声がカットされている、という演出は事前に知った上での鑑賞です。
見た感想としては、まずまず楽しめました。ただ、やっぱり言われているようにコユキの声というのが聴く者みんなを魅了する声であるのに、それをあえて表現しない演出、つまりは見る側に想像してもらうよう委ねていることになるのですが、これが正直うまくいってないんだなぁ。そういう場面が1回とか2回ならわかるけど5回くらいあるからね。桐谷健太さん演ずるラッパーの千葉や、ライバルバンド、ベルアームのイケメン君なんかは普通に歌ってるじゃないですか。特に一番の見せ場であるグレイトフルフェスの雨のなかでの演奏、千葉君ステージに戻ってきてエボリューションで盛り上げて、そしてラストナンバー、コユキ作詞作曲のMOONBEAM、せめてここだけでも生声を加えたかたちでの演奏にしてほしかった。それだったらそれまでの生声無しの場面が前振りになるからね。しかしながらやっぱりここでも生声はなし。オーディエンスは聴き入っているんだけど、映画見てる側はどうしてもぽかーん、状態になりますよ。佐藤君が実際歌うとかじゃなくて、別のうまい人の声を被せるとかでも良かったのに。まさにこの一点につきますね。これがうまくいってたらほかの細かいツッコミは帳消しになるんだけど、それができてないからやっぱり細かいところも気になった。
まずはダイブリのエディやルシールという名のギターにまつわるお話は必要だったのか?黒人のプロデューサーや謎のブルースマンと竜介とのセッションシーンは横道だったように思います。あとコユキがヨシトというライバルバンドのボーカルと真帆というヒロインの取り合いをするわけですが、正直この真帆(金八に出てた英語堪能な女の子)が子供すぎてコユキとはお似合いだけどヨシトと全然釣り合っていない、ということ。ヨシトのルックスレベルなら真帆みたいなションベン臭いガキじゃなくてそれ相応のレベルの女性がいくらでもいると思いました。なのになぜ真帆なのか、という理由、魅力に乏しいんだよね。真帆よりもファンのひろみちゃん?新体操部の女の子のほうが僕はなんか違う意味で魅力があるように映ったな。
佐藤健君は本当は才能あるんだけど自信の無さが前面に来ているという役柄はよく演じているなと思いましたが、普段のときの頼りなさのままで歌ってる感じなのが気になりました。あの歌い方で聴衆は魅了できないと思います。歌うときは別人になったかのように力強く歌っている芝居をしてほしかったですね。あと、手を後ろに回したリアム姿勢なのがどうしても気になるし、歌ってるときに下の歯が見えるんだど俳優さんなのに歯並びがよくないのもやっぱり気になる。
水嶋ヒロは華がありますね、英語も堪能だし、役者やめちゃうのは惜しいですね。向井理は金髪だったという以外冷静すぎて特に見せ場のようなものはなかったように思えた。桐谷健太さんは実は今最も旬な俳優さんですよね。このキャラはわりとどんな映画、ドラマでも必要とされるポジションだと思います。彼がメインボーカルのエボリューションはかっこいい。元ネタからの引用が露骨とかいう意見もありますけど、僕は知らなかったので別に気にならなかった。
それと原作でもそうなのかわからないけど、コユキとドラムのサクとほかのメンバーとの年齢差が結構ありますよね。コユキと千葉や平とでは10歳くらい違う感じに見えます。このメンバーが一緒にバンドを組むからには年少組にそれなりの才能がある、という描写が必要なのですが、まぁサクはドラムが上手い、というのはあったけど、ここでもやっぱりコユキのボーカルの演出がアレだと、コユキがなんでこのバンドでいれるのか、という理由の裏づけがやっぱりできてないように思いました。あとコユキ作詞曲は日本語詞のほうが良かったとも思います。ボーカル無しの演奏で下に英詞テロップが流れてるんだけど、なんか意味がよくわからなかった。
あと変に有名人を特に意味の無い役で出しすぎですよね、有吉に竹中直人に品川に蝶野。あと桂べかこさんもいましたね、だいたいパンクスが有吉というのはどうみてもミスマッチ。彼を釣り人にして品川がパンクスじゃないかな。それとフェスのとき、どしゃぶりの雨のなか、いくら興奮してても女の子が服脱ぎだすかなぁ?
この映画、フェスのステージを3つも作るほど、お金はたっぷりかけてそうだから声の吹き替えはミスチル桜井さんあたりにやってもらうのがよかったのではないかと思います。
古臭いとか泥臭いなどとは、無縁な快曲ぞろい
BECKファン向け
おすすめ!
見た感想としては、まずまず楽しめました。ただ、やっぱり言われているようにコユキの声というのが聴く者みんなを魅了する声であるのに、それをあえて表現しない演出、つまりは見る側に想像してもらうよう委ねていることになるのですが、これが正直うまくいってないんだなぁ。そういう場面が1回とか2回ならわかるけど5回くらいあるからね。桐谷健太さん演ずるラッパーの千葉や、ライバルバンド、ベルアームのイケメン君なんかは普通に歌ってるじゃないですか。特に一番の見せ場であるグレイトフルフェスの雨のなかでの演奏、千葉君ステージに戻ってきてエボリューションで盛り上げて、そしてラストナンバー、コユキ作詞作曲のMOONBEAM、せめてここだけでも生声を加えたかたちでの演奏にしてほしかった。それだったらそれまでの生声無しの場面が前振りになるからね。しかしながらやっぱりここでも生声はなし。オーディエンスは聴き入っているんだけど、映画見てる側はどうしてもぽかーん、状態になりますよ。佐藤君が実際歌うとかじゃなくて、別のうまい人の声を被せるとかでも良かったのに。まさにこの一点につきますね。これがうまくいってたらほかの細かいツッコミは帳消しになるんだけど、それができてないからやっぱり細かいところも気になった。
まずはダイブリのエディやルシールという名のギターにまつわるお話は必要だったのか?黒人のプロデューサーや謎のブルースマンと竜介とのセッションシーンは横道だったように思います。あとコユキがヨシトというライバルバンドのボーカルと真帆というヒロインの取り合いをするわけですが、正直この真帆(金八に出てた英語堪能な女の子)が子供すぎてコユキとはお似合いだけどヨシトと全然釣り合っていない、ということ。ヨシトのルックスレベルなら真帆みたいなションベン臭いガキじゃなくてそれ相応のレベルの女性がいくらでもいると思いました。なのになぜ真帆なのか、という理由、魅力に乏しいんだよね。真帆よりもファンのひろみちゃん?新体操部の女の子のほうが僕はなんか違う意味で魅力があるように映ったな。
佐藤健君は本当は才能あるんだけど自信の無さが前面に来ているという役柄はよく演じているなと思いましたが、普段のときの頼りなさのままで歌ってる感じなのが気になりました。あの歌い方で聴衆は魅了できないと思います。歌うときは別人になったかのように力強く歌っている芝居をしてほしかったですね。あと、手を後ろに回したリアム姿勢なのがどうしても気になるし、歌ってるときに下の歯が見えるんだど俳優さんなのに歯並びがよくないのもやっぱり気になる。
水嶋ヒロは華がありますね、英語も堪能だし、役者やめちゃうのは惜しいですね。向井理は金髪だったという以外冷静すぎて特に見せ場のようなものはなかったように思えた。桐谷健太さんは実は今最も旬な俳優さんですよね。このキャラはわりとどんな映画、ドラマでも必要とされるポジションだと思います。彼がメインボーカルのエボリューションはかっこいい。元ネタからの引用が露骨とかいう意見もありますけど、僕は知らなかったので別に気にならなかった。
それと原作でもそうなのかわからないけど、コユキとドラムのサクとほかのメンバーとの年齢差が結構ありますよね。コユキと千葉や平とでは10歳くらい違う感じに見えます。このメンバーが一緒にバンドを組むからには年少組にそれなりの才能がある、という描写が必要なのですが、まぁサクはドラムが上手い、というのはあったけど、ここでもやっぱりコユキのボーカルの演出がアレだと、コユキがなんでこのバンドでいれるのか、という理由の裏づけがやっぱりできてないように思いました。あとコユキ作詞曲は日本語詞のほうが良かったとも思います。ボーカル無しの演奏で下に英詞テロップが流れてるんだけど、なんか意味がよくわからなかった。
あと変に有名人を特に意味の無い役で出しすぎですよね、有吉に竹中直人に品川に蝶野。あと桂べかこさんもいましたね、だいたいパンクスが有吉というのはどうみてもミスマッチ。彼を釣り人にして品川がパンクスじゃないかな。それとフェスのとき、どしゃぶりの雨のなか、いくら興奮してても女の子が服脱ぎだすかなぁ?
この映画、フェスのステージを3つも作るほど、お金はたっぷりかけてそうだから声の吹き替えはミスチル桜井さんあたりにやってもらうのがよかったのではないかと思います。
BECK the movie~OFFICIAL INSPIRED BY...
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at 10.09.24
オムニバス ボブ・ディラン クーラ・シェイカー フィオナ・アップル ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス ジャニス・ジョプリン ジェフ・バックリィ オアシス レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン オフスプリング ザ・クラッシュ
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おすすめ度の平均: 

古臭いとか泥臭いなどとは、無縁な快曲ぞろい
BECKファン向け
おすすめ!名前のない女たち
名古屋シネマスコーレにて鑑賞。約50席のところ20人くらいいたかな。思ってたより多いなと思った。まぁ東海圏ではほかで上映してるところがないからここに来るのかも。原作が何冊も続けて出版されているものだというのはさっきアマゾンで検索して知りました。この映画のエピソードが創作なのかそれとも原作にあるエピソードのひとつからもってきたものなのかはよくわかりません。
率直な感想を述べるなら、僕はドキュメント性の高い作品であることを期待していたのですが、正直そうではなかった。最初のほうはまだ良かったと思うんだよね。地味な女の子が渋谷で偶然スカウトされてよく意味もわからないまま企画AVの現場に連れてこられる。で、なぜか監督に気に入られて、アニメオタクAV女優「桜沢ルル」というキャラを作ってその後も求められるがままにキツイこともやっていく、みたいな感じなんだけど、後半に進むに従ってそれ必要かなぁみたいなシーンが多くなっていったように思います。ルルがボートで流れてくるシーンもなんのメタファーなのかよくわからないし、ストーカーキモ男君の大量殺人のシーンとかさ、血の出具合がもう完全コントじゃないですか。あの映像だと「これは嘘ですよ~っ」て画面から言われているようなものだと思いました。陵辱AVのシーンもよくわかってない人がだいたいこんなもんだろ、という感じでセットした感ありありだったな。男優のお面がタイガーマスクって、それタイガーマスクに失礼ですよ。そういう細かいところをリアルに作っていたらもっと印象はちがったものになったはず。
そして僕的に一番違和感があったのが綾乃という同じ事務所の子がレディースの総長だったという設定。元総長ならその後、AV嬢にはならないと思うんだよなぁ。レディース時代の子分たちになんて説明するんだろ?そんな設定入れなくても、単にAVやってる自分に嫌悪感持ちつつも抜けられなくていらいらして周りに当たっている、みたいな感じにしたほうがまだ感情移入できたと思います。綾乃が脱ぐAVシーンもなかったから余計この子がAVやってるというふうに思えなかったですね。後半の妊娠してる設定も蛇足、しかもそれが彼氏の子かAVやったときにできた子なのかわからない、というのも蛇足だと思います。もしそうするならそれで彼氏とトラブルになるとか、もっと掘り下げて描かないとそういうふうにした意味がないでしょう。
主人公のルル役の子は誰かに似てるようで思い出せない、でもそんな特に美人でもないどこにでもいるちょっと地味めな女の子のルックスはこの映画の主人公としてはぴったりだったと思います。途中色んなコスプレをしてるのを次々に流すシーンは正直ちょっと見るのが苦痛だった。コスプレが最初のメイドのやつ以外は全然エロくないし、笑った顔がブスカワな感じ、本人のあえぎ声がBGMになってるんだけどヘタだし、ていうかわざとヘタに取ってあるというのはわかるんだけど、それでもちょっと苦痛だったな。
で、その後のなんかナチスかなんかをイメージした収容所で犯されるAVシーンがあるんだけど、結構ここでがっつりブラとか剥ぎ取られておっぱいが露になるんですよね。で、そのあとバックでやられてしまう。ちょっとおおっと思った。まぁ腰の動きは嘘くさいんだけど。でも自分だけが見てるならまだしも見ず知らずのほかのお客さんと一緒にこういうシーンを見るのはちょっと気まずいなと思ったり。でも冷静に考えるとこのシーン必要かな?必要であったとしてアニメオタク設定でないし、せめて色のついたウィッグをつけた状態での絡みシーンじゃないとルルというAV女優のキャラ設定としてぶれてると思うんですよね。僕なら一番最初の学校もののAVシーンでルルも綾乃もおっぱい出してカラミをするシーンを見せますね、するとこの2人はAV女優なんだな、という認識が見てるお客さんに伝わるじゃないですか。それに映画冒頭でのツカミ的にもうまく決まるんじゃないかと。
そして最後ルルと綾乃の全裸ビールかけシーン、ここが多分監督が一番見せたいシーンのようなので、ここまでの中盤のAVシーンでのハダカは一切出さない、というふうにしたほうがこのビールかけシーンが見せ場としてより盛り上がったのではないかと思います。ただ、このお互いの下着を脱がしあうビールかけシーンもやっぱなんか不自然なシーンなんだよな。そして綾乃もここでおっぱい出すならそれまでのAVシーンでもルルと一緒に脱いでいるシーンが1回はほしかった。
ルルの青髪ウィッグの格好でで母親とののしり合うシーン、そして同じ格好で職場の同僚に言いたいこと言うシーンはよかったと思います。
ドキュメントじゃなくドラマであるならそれはそれとして観るのだけど、でもドラマとして見た場合でも完成度はそれほど高くないな、というところですかね。
最後グラドルの佐藤ゆりなさんがちょこっと出ていたのがなんか気になった。あと、その同じシーンで声をかけられてついていった女の子と職場での後輩とが同一人物だっけ?と思って確認できてないのがちょっとひっかかる。見た人いたら同一か別人か教えてください。
抜け出せない。ほかの生き方を知らないから。
名前のない女
泣きました
率直な感想を述べるなら、僕はドキュメント性の高い作品であることを期待していたのですが、正直そうではなかった。最初のほうはまだ良かったと思うんだよね。地味な女の子が渋谷で偶然スカウトされてよく意味もわからないまま企画AVの現場に連れてこられる。で、なぜか監督に気に入られて、アニメオタクAV女優「桜沢ルル」というキャラを作ってその後も求められるがままにキツイこともやっていく、みたいな感じなんだけど、後半に進むに従ってそれ必要かなぁみたいなシーンが多くなっていったように思います。ルルがボートで流れてくるシーンもなんのメタファーなのかよくわからないし、ストーカーキモ男君の大量殺人のシーンとかさ、血の出具合がもう完全コントじゃないですか。あの映像だと「これは嘘ですよ~っ」て画面から言われているようなものだと思いました。陵辱AVのシーンもよくわかってない人がだいたいこんなもんだろ、という感じでセットした感ありありだったな。男優のお面がタイガーマスクって、それタイガーマスクに失礼ですよ。そういう細かいところをリアルに作っていたらもっと印象はちがったものになったはず。
そして僕的に一番違和感があったのが綾乃という同じ事務所の子がレディースの総長だったという設定。元総長ならその後、AV嬢にはならないと思うんだよなぁ。レディース時代の子分たちになんて説明するんだろ?そんな設定入れなくても、単にAVやってる自分に嫌悪感持ちつつも抜けられなくていらいらして周りに当たっている、みたいな感じにしたほうがまだ感情移入できたと思います。綾乃が脱ぐAVシーンもなかったから余計この子がAVやってるというふうに思えなかったですね。後半の妊娠してる設定も蛇足、しかもそれが彼氏の子かAVやったときにできた子なのかわからない、というのも蛇足だと思います。もしそうするならそれで彼氏とトラブルになるとか、もっと掘り下げて描かないとそういうふうにした意味がないでしょう。
主人公のルル役の子は誰かに似てるようで思い出せない、でもそんな特に美人でもないどこにでもいるちょっと地味めな女の子のルックスはこの映画の主人公としてはぴったりだったと思います。途中色んなコスプレをしてるのを次々に流すシーンは正直ちょっと見るのが苦痛だった。コスプレが最初のメイドのやつ以外は全然エロくないし、笑った顔がブスカワな感じ、本人のあえぎ声がBGMになってるんだけどヘタだし、ていうかわざとヘタに取ってあるというのはわかるんだけど、それでもちょっと苦痛だったな。
で、その後のなんかナチスかなんかをイメージした収容所で犯されるAVシーンがあるんだけど、結構ここでがっつりブラとか剥ぎ取られておっぱいが露になるんですよね。で、そのあとバックでやられてしまう。ちょっとおおっと思った。まぁ腰の動きは嘘くさいんだけど。でも自分だけが見てるならまだしも見ず知らずのほかのお客さんと一緒にこういうシーンを見るのはちょっと気まずいなと思ったり。でも冷静に考えるとこのシーン必要かな?必要であったとしてアニメオタク設定でないし、せめて色のついたウィッグをつけた状態での絡みシーンじゃないとルルというAV女優のキャラ設定としてぶれてると思うんですよね。僕なら一番最初の学校もののAVシーンでルルも綾乃もおっぱい出してカラミをするシーンを見せますね、するとこの2人はAV女優なんだな、という認識が見てるお客さんに伝わるじゃないですか。それに映画冒頭でのツカミ的にもうまく決まるんじゃないかと。
そして最後ルルと綾乃の全裸ビールかけシーン、ここが多分監督が一番見せたいシーンのようなので、ここまでの中盤のAVシーンでのハダカは一切出さない、というふうにしたほうがこのビールかけシーンが見せ場としてより盛り上がったのではないかと思います。ただ、このお互いの下着を脱がしあうビールかけシーンもやっぱなんか不自然なシーンなんだよな。そして綾乃もここでおっぱい出すならそれまでのAVシーンでもルルと一緒に脱いでいるシーンが1回はほしかった。
ルルの青髪ウィッグの格好でで母親とののしり合うシーン、そして同じ格好で職場の同僚に言いたいこと言うシーンはよかったと思います。
ドキュメントじゃなくドラマであるならそれはそれとして観るのだけど、でもドラマとして見た場合でも完成度はそれほど高くないな、というところですかね。
最後グラドルの佐藤ゆりなさんがちょこっと出ていたのがなんか気になった。あと、その同じシーンで声をかけられてついていった女の子と職場での後輩とが同一人物だっけ?と思って確認できてないのがちょっとひっかかる。見た人いたら同一か別人か教えてください。
名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫)
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おすすめ度の平均: 

抜け出せない。ほかの生き方を知らないから。
名前のない女
泣きましたみひろ - nude
みひろ
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売り上げランキング: 3989
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おすすめ度の平均: 

豊かな表現に驚きました
素晴らしい!
大切なものを知る・・・・・
ただのタレント本ではない
時間を忘れ一読できるnudeAV女優の自伝的な本と言えばこれまで原紗央莉、穂花の本を読んできたのですが、そのふたりに関しては語り口が口語的でなんというのかな、本人の主観的な内容だったのに対し、このみひろさんの本は小説として書かれていて、場面場面の光景などをしっかり文章として描写した内容であるし、主人公を本人であるひろみとその親友のさやかの二人に設定してひろみ、さやかそれぞれの章を交互に進めていく展開になってます。この手法自体はそれほど珍しいわけではありませんけど、でももうひとり主人公を立てること、つまりさやかの側から見たひろみを描くことで、自伝であるこのお話に本人が少し距離をとって、客観的に見ているというふうに捉えることができますよね。穂花さんの本とかで、後半のほうあまりに本人への家族への主観的な文が目立ってちょっと読んでいる人を置いてきぼりにしてるな、という印象を持ったのですが、この本はちゃんとお話としてもエンディングに向かって着地している、というか。この親友「さやか」という設定が実在する人物をモデルにしたのか、それともあくまで小説として架空の設定なのかはわからないですけど、ここまでキャラクターを描けているとそりゃ映画化も可能だなと思いました。
高校を卒業して新潟から東京に出てきた芸能界に憧れる少女、「ひろみ」が街でスカウトされます、実際話をよく聞いたらヌードやAVの事務所で断ったのですが、当時は空港警備の会社に就職していて、その単調な毎日に繰り返しに飽きていた頃、ということもあって、ヌードだけなら、ということで引き受けたところからお話が始まっていきます。しかし、半同棲していた彼氏や親友で地元に残っているさやかの理解を得られず、またどうしても芸能界に近づきたい、女優になりたいという思いもあってVシネマ、そしてAVの流れにいってしまうんですね。
本人的にAVも引退してお芝居もやったり、バラエティ番組に出たり、そしてこの小説を元にした映画も決定してたりしてと今までの自分の人生に特に後悔とかはしてないと思うんですけど、というかAVまでやったからこそ今の活動に繋がってるんだ、というふうに本人は思ってるはずです。でもそうなる人って稀ですよね。勿論そこまで本人の思いが強かったというのはわかるんですけど、でもAVの世界で一番になるってどういうことなんだろ?単に売上やレンタルの回転率でトップになるということなのか、それとも他の女の子がやらないようなハードな絡みもするってことなのか?どちらにしろそれまで付き合ってきた彼氏や親友、そしてこの本では描かれてないですけれど両親も含めて自分の思いを貫くためにどこまでほかの事を自分なら犠牲にできるかなぁ、なんてことを考えました。
半同棲してた彼氏が、みひろさんがヌードの仕事をしているのを知っていながら知らないふりして自分がみひろさんに愛情を注げば、仕事をやめて自分の元に帰ってきてくれるだろうと思って、料理を作って待っていたり部屋の掃除をしたりするというのがなんとも健気だなと思いましたね。でも結果的にそれも裏切ってしまうカタチになってしまうのがなんともいたたまれないというか。
みひろさん自身も自分のルックスなんて万人レベル、それに背も低いし他の女の子と比べて特に秀でた特長もないな、ということは自認してると思うんですよね。でも脱いでちょっとエッチなポーズも撮れるというところでアドバンテージはあるんじゃないか。それが結局AVまでやってしまう流れになっちゃったのかと思います。ただ、そのときのマネージャーの説得はちょっと理解できなかったな、AVをやらないのは中途半端なのでしょうか?事務所のほかの女の子もAV女優ということからもわかるように、結局AVを媒体にした売り方しか知らないだけなんじゃなかったのかな。あと、最初から本番しているような描写でしたが、確かみひろさんはAVデビューしてからかなりの期間は擬似本番じゃなかったかな。僕的には擬似から本番を解禁した経緯についてその心境の変化等が書かれた文章を読みたかった気もしますけど、でも話の大筋からしたらそこはまぁどうでもいい部類ですよね。
この小説を読むと昨日紹介した漫画のほうはかなり脚色した内容だな、というのはわかります。そりゃそうだ、Vシネのカラミで前張り剥がされるとかおかしいと思ったもん。映画も見てみたいですね。


