秋の寒川町に梶原景時の足跡をたずねる散歩 | 写真小話

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私が撮影しながら散歩した備忘録的な記録

2025.11.15

ある日、山の神とぼたもち食べながらお茶をすすっている時に、三重の赤福の話から、寒川神社のお土産に八福餅があるという所に至り、そういえば八福餅って食べたことなかったなぁと思いたち、八福餅を買いに寒川界隈を散歩することにした。

茅ケ崎からガミ線に乗って宮山駅へ

これから寒川神社へ行こうとする人達がまぁまぁいました。

宮川駅から寒川神社までは結構近くなので、車の往来の多い道をポテポテ歩く。

目久尻川を渡るともうすぐに寒川神社です。

例によっても狛犬は阿行です。

結構人が多いな、さすが相模の一宮だと思ったら、今日は七五三じゃん。

お子様たちの撮影の邪魔にならないように気を付ける。

境内を見回してみると、大菊の展示会をやっていたので、覗いてみる事にしました。

ほほう、こりゃ立派だ。

完璧なフォルムに育て上げるのは、さぞ大変でしょう。

管系というらしい。

見事なフォルム。

なんか、ちょっと変わった菊

一通り見終わって、八福餅を購入して退散。

 

寒川神社を出ると、ひまわり畑の看板があり、すぐ近くという事で立ち寄ってみる。

おおう、この時期にひまわり畑とは珍しい。

あいにく、14時閉門で入れなかったけど、外からちょいと楽しめました。

柿とひまわりっていう組み合わせが何というか…

まぁ、こんな感じ…

ひまわり畑の裏は普通の田んぼになっており、そっち方面へふらふらと進む。

田園風景が広がるっているって程でもないけど田んぼがあります。

足もとには野菊と秋の植物が…

野菊も良い物です。

ここから南へ1Kmほど下ったところに頼朝の側近でありながら、一族郎党討ち果たされてしまった梶原景時の館跡とかお墓とかがあるので見て行こうと思う。

途中にあった唐揚げ専門店的なお店で定食を食べ、向かいの寒川中央公園で一休み。

紅葉が進んでいます。

公園を出て、さらに南下。

逆光でススキとタンポポの穂が光って綺麗です。

そういえば寒川町って、どこの市にも属していないので、寒川町だけで高座郡ということになってます。

アンダーパスにてガミ線をやり過ごす。

ちょとしっかりした作りのアンダーパスです。

道路脇のセイタカアワダチソウも夕日に光ってなんか晩秋を感じさせる佇まい。

そうこうしているうちに、梶原景時の館跡に到着。

そこは神社になっており、往時を偲ぶものは何一つありません。

館跡のすぐ近くに梶原氏一族郎党の墓があったので、そちらにも立ち寄ってみる事にしました。

このお墓は普通の民家の裏にあってちょと分かりにくい所にありました。

梶原氏が滅びるまでが看板に記されていますが、まさに鎌倉時代の謀略と暗殺の歴史が感じられました。

鎌倉って、まぁ古都だし、いまや観光地なんだけど、なんかこう、じっとりとした仄暗さを感じさせる雰囲気があります。

鎌倉時代って貴族の世から武士の世に転換したのだけど、その実は謀略と暗殺、殲滅の時代で、そうした血生臭さが鎌倉の暗さにつながっている様に思います。

 

梶原氏の遺跡から北へちょろっと歩いて寒川駅から帰路につきました。

お土産で買った八福持を早速食べました。

まぁ、赤福によく似ているけど、こっちは小分けになっているので、食べやすいです。

小分けになっているけど、ヘラがついていて親切設計。

味は甘すぎず美味しいです、パクパク食べられてヤバい感じ…

おしまい