2024.10.26
東京都足立区に西新井大師っちゅうお寺があって、そこに向かう大師線っていう専用路線がある。
どこか、我らが川崎大師に近しい感じ。
で、例の感染症が流行りだした2020年にここのすぐそばの会社に仕事で何度か行く事があって、通いで行けたけど。感染症対策として、通勤時間に電車に乗ることがリスクだとか何とか言って、全然通えるけど、北千住のホテルから出張先に通ったりしてました。
北千住なんて近いので、こんな事でもなけりゃ泊まる事なんてまずないので、ずいぶん貴重な体験をしました。
その頃、世の中は外出、外食とかは超自粛していて、飯屋を探すのにも一苦労な感じだったけど、北千住の一角は普通に居酒屋が開いていて普通に飲めましたよ、さすがだね。
で、その時、西新井大師と大師線をはじめて認識しちゃいまして、東武伊勢崎線はずいぶん乗ったけど、まったく気づかずすごしておりました…でも気づいちゃったからには、行ってみたい、乗ってみたいで、いつか行ってやろうと思っていたのですが忘れ去り、この度の骨折でリハビリ兼ねての散歩ではそうたくさんは歩けないし、希望を言えば起伏がすくなくて、まぁ都会で良さそうな所なんかないかなと物色していた時、西新井大師を思い出しまして、こりゃ行くしかないじゃんって事で急遽出かけてみることにしました。
東武線の西新井駅から大師線に乗り換える、終点の大師前駅には改札がないようで、乗るときに大師前駅までの運賃を払って乗り、戻りはこっちの改札を出るときに運賃を払うシステム。
大師線といっても路線に一駅しがないからできるシステムでもある。
こういうの、ちょっと楽しいですよね。
たった一駅往復するだけの大師線、本当はもっと長い路線として開業する予定だったのだそう。
でも、関東大震災後の用地買収がうまくいかず、一駅だけの短い路線になったんだって、ふうん。
たった1Kmほどの路線なので、すぐに終着駅の大師前駅に到着。
でも、この大師前駅は画像のように、ターミナル感あります!
なんか良いよ、この駅。
駅の窓から西新井大師がすぐそばに見えます(まぁすぐそばなんだけど…)
大師前駅の外観、結構近代的で立派なつくり…儲かってるんですね。
西新井大師の門前に回って撮影。
あんこ別体の草餅が名物なのかな?一応、その草餅と葛餅をおみやげに購入しました。
お土産レビューとして:草餅はまぁ茶菓子に最適かな?葛餅は川崎大師の方が兄貴かなぁ…
それから、この門のすぐそばに、イイ感じの茶店があったので、立ち寄る事にしました。
いや、もう、何ちゅうか、香ばしいですねー
「かどや」っちゅうネームの上に清涼飲料、甘味…ホニョホニョと書いてあります。
お店の中は清潔感があり、イイ感じに昭和感あります。
すごく澄んだスープのラーメンとあんみつをいただきました。
おいしかったですよ、正月とか節句は混むと思います。
あと、看板は塗り替えても良いかもね。
腹もいっぱいになったし、西新井大師に入ります。
この山門の感じは川崎大師と似ています。
コミカルな感じの阿形
旧手水舎、新しいヤツが向かいにあります。
笑顔が怖いです。
塩地蔵、この塩をイボにつけると良いらしい…ホントっすか?
季節は七五三、そういう感じの親子やら、祖父母ふくめた親子とかがまぁまぁいました。
自動車の祈祷も同じ境内でやっていました。
神妙に祈祷をうける自動車たち。
四角い三重の塔、若干大味な印象。
狂い咲く桜…
と、まぁ西新井大師はこんな感じ。
北側の門より出て北へ向かいます。
西新井大師があるからなのか、和のテイストが入った団地
環七北通りに出て、「フレンドベーカリー」さんで途中で食べるおやつパンを購入。
このパン屋さんは店内にフィルムカメラがいっぱい展示してあって、話を聞くと、まぁマスターがカメラ好き(写真好き)なのは、まぁそうだろうなぁと…、でそのマスターの師匠がコレクションしていたカメラを師匠がお亡くなりになった時に譲り受けたのだそうです。
店内にもカメラが沢山ありましたが、中にはもっとあるのだそうです。
そのほか、店内にこの地域の古い写真なんかも展示してありました。
昭和40年ごろは、このあたりは畑が多かったみたいですね、意外でした。
食料を補給し今度は西に少し移動します。
というのも、このあたりにかつて流れていた水路を利用した公園があるようなので、それを利用して北へ向かった方が、住宅街をただ歩くより楽しいかなと…
西へ移動中、団地の植え込みにアベリアが植わっておりました。
この花、匂いがキツくてちょっと嫌いなんだよね、基本甘いニオイなのですが、ちょっとアンモニア臭っちゅうかあの…風呂入ってないヤツのニオイがします。
気を取り直して、西へ…
西新井の町並み、まぁ下町の住宅街といった風情でございます。
こんな感じの街を抜けて西中公園へ到着、公園を北へ向かう。
公園内にはちょいちょい花壇があって、目を楽しませてくれています。
公園は諏訪木公園と名を変えて、北へつづきます。
やがて公園も尽きて、北西へ進むと、この辺りでは断トツにビックな舎人公園に到着します。
自然観察園への道沿いに柳の木がありました。
そういえば、かつては街路樹に柳って結構植わっていたと記憶していますが、最近は全然見なくなりましたねぇ?
自然観察園には池(沼)があって、水鳥観察用の壁穴が数か所設置されております。
あいにく本日は鳥さんはゼロでした。
車道を渡って、大池へ、こっちは釣りしている人が結構いました。
画像の人はジッとして見ている限りなにも釣れていないようでしたが、すぐ近くにいた親子はクチボソを沢山釣っていました。
クチボソ釣り懐かしいですねぇ、自分も子供の時釣りましたよ、クチボソって大事に飼うと15cmほどの大きさになるんですよね、で10年くらいは生きるんじゃないでしょうか、大事にしてあげてください…または逃がすか…
大池のベンチで、さっき購入したパンを齧って、休憩。
フレンドベーカリーのパンは結構おいしかったです。
値段もリーズナブルです。
大池から朝日の広場というちょっと小高い所へ移動します。
朝日の広場から舎人世界が見渡せます。
う~ん、曇天すぎる、いまいち…
舎人公園を北東の出入り口より出て、さらに北東へ進みます。
舎人界隈の町並み、まぁ普通の下町住宅街の風情です。
町の鎮守の氷川神社、氷川神社があるって事で埼玉に近いんだなぁと感じます。
見沼代親水公園に到着、ここからずっと続く水路を歩きます。
見沼っていう地名もこの辺りから埼玉県北部にかけて、やたらと見かけます。
見沼ってなんだよ、と調べてみると、この辺りから埼玉の大宮あたりまで広がる大きな沼地の事のようです、このあたりは超平地だし、川がよく氾濫して大きな沼地を形成していたのは想像に難くない。
途中にある、諏訪神社、地元の子供が昭和さながらに遊んでおりました。
水路はさらに北西に進む、もう大分暗くなってきました。
しかし、水路の公園ってなんだか、良いね、散歩に最適です。
舎人の哲学の道って感じです。
舎人ライナーの終着駅まで歩いた所で本日は終了。
こっちも大師前駅と違った意味でターミナル感がありますね!
この舎人ライナーって乗ってみたかったんだよね。
舎人ライナーをフルに乗って日暮里まで、それから日暮里駅東口にある談話室ニュートウキョーでみんな大好き太田道灌の像を眺めつつコーヒーを飲んで帰りました。
おしまい











































