2024.10.05-06
階段でコケて右足の脛骨と腓骨を骨折しました。
特に脛骨の骨折は酷く粉砕状態、腓骨も2か所折れました。
入院約1ヶ月と自宅療養2ヶ月でようやく杖をついて、ちょっと外出できるようになったくらいでした。
まぁこの顛末は別で詳しく書くとして。
とにかく、ひっさびさのお出掛けなのです。
自分の所属している山岳会のOB会が群馬県にほど近い栃木県の小俣の温泉で開催されるので、まぁちょっとまだ遠出は早いんじゃね？って感じだけど参加することにして、ついでにその界隈を散歩しようかという算段です。
両毛線に乗って見たかったので、湘南新宿ラインに乗って栃木駅で両毛線に乗り換え小俣駅まで
まぁまぁ両毛線を堪能できました。
小雨が混ざる天気…
小俣駅から温泉宿までは割とすぐ、ロフストランドクラッチ（杖）をつきつつヨロヨロ歩く。
横浜ではようやく蕾が伸びてきたところだけど、こっちはもう終盤になっているヒガンバナ
そこかしこに咲いておりました。
この日は温泉宿にてOB会に参加し骨折ばなしを肴に飲んだくれて終了。
翌日、杖をつきつつどこに行こうか…
まぁ、足利が近いのでそこは外せないでしょう、という訳で、先ずは織姫神社へ。
なんだか名前がいいじゃないか。
渡良瀬川の脇にできた小さな平地の外れの山の中腹に建つ織姫神社。
なかなか綺麗な神社で織姫感あります。
赤い…
高台にあるので、境内からは足利の街が見渡せます。
まぁ、こんな感じ…晴れてりゃもうちょい違った印象かも。
織姫神社の次は、足利学校へ
いつから建っていたかは不明だけど、すくなくとも室町時代には間違いなくあったようです。
サビエルが本国に持ち帰った日本地図（国の形がジャガイモみたいでめちゃくちゃなヤツ）には坂東のカレッジと記されておりました。
時代は流れて、近代になって、小学校になっていた土地に再現したものが今の建物。
歴代校長の碑だったかな？…
足利学校の後はすぐ近くにある鑁阿寺へ
鑁阿寺ってなんで読むんだよ…「ばんなじ」だって。
立派なお寺です。
家紋が三つ、豊臣氏と菊の御紋と足利氏、足利氏は分かるけど、豊臣氏はなにか関係あるんだろうねぇ…
イチョウの大木
あいにくの小雨で薄暗い陰鬱な印象、晴れてりゃ違う印象になるんだろう。
庚申塔が葬られておりました。
いまでも庚申講ってどこかでやってるんですかね？
鑁阿寺を出て次は、東武伊勢崎線に乗って境御嶽山自然の森公園に行ってヒガンバナの群生を見てみよう。
といあえず東武線の足利市駅を目指して歩く。
足利の街を杖をつきつき、ヨタヨタ歩いていると、いい感じの廃墟を発見！
手前の印刷屋さんは廃墟じゃありません、中でテレビの修理してました。
かつて映画館とちょっとした飲食店が数件入っていたんじゃないか？っていう感じ。
ブチ捨てられてだいぶ経過していそうだけど、結構綺麗に保たれています。
誰かが少しは手入れしているんでしょうね。
映画館の廃墟を過ぎて街中を進む。
公園のド真ん中でニャンコがウンコしてました。
架け替え工事中の「なかはし」にて渡良瀬川を渡ると足利市駅。
駅にある観光案内所でパンとコーヒーを飲んで、東武伊勢崎線の剛志駅へ。
剛志駅周辺には見事になにもない、さっきの足利観光案内所でパン喰っといて良かった。
駅から南へトボトボ歩いていると、ちょっとしたネット付きグラウンドがあって…
ペヤングって書いてある！なんで？
グラウンド内には「ペ」ってプリントしてあるユニフォームを着た男女が野球の練習してました。
どうやら、まるか食品さんのグラウンドのようです。
そういえば、まるか食品さんってこっちの会社だったね。
さらに南下して粕川沿いを歩く。
蛇行して流れる川が風情を感じます。
おっ！ヒガンバナ発見、期待できます。
さらに川沿いを南下して境御嶽山なんちゃら公園へ到着！
さて、ヒガンバナの群生はどこですかねぇ…
終わってました…
ガックシ…
あっ白いヤツが少し咲いてるよ…
ほんの僅かにさいているヤツを無理矢理に撮ってます。
でも本当は見渡す限り、咲き終わった花の茎があるだけです。
咲いていればさぞ壮観でしょう…
しょうがねぇから少し咲いているコスモスなんぞ撮ったりして…
まぁ、帰りますか…
来た時と同じルートで剛志駅へ…
クズとアレチウリが支配する川沿いの道を戻る、骨折箇所がシクシク痛むぜぃ。
ヒガンバナを豪快にスカしたので、せめてなんか喰って帰りたい。
剛志駅にはなにもないから、太田駅に行ってなんか喰おう。
太田駅は意外と大きな駅。
北には富士重工（SUBARU)さんの工場、南にはビジネスホテルとオフィスビルが並ぶビジネスライクな感じの街。
目をつけていたお店は休み（っていうより廃業)しているようで、またまたスカしちゃった。
しょうがねぇから、駅前のコンビニでパンと飲み物買って、りょうもう号の中で喰おう。
休みの日という事もあり、駅周辺は閑散としていたけど、歩いている人がかなりの割合で外国出身の方でした。
日本人の方が少なく感じるくらい。
そういえば、けっこう昔にそんな話を聞いた事があったなぁ…
今でもそうなんですね。
帰りはりょうもう号（これにも乗ってみたかった）に乗って、さっきのコンビニで買ったパンを齧って、居眠りしながら帰りました。
おしまい