2024.04.12
毎年春に見沼公園あたりで、春の風情を楽しむために散歩に来ていたのだけど、去年あたりから、見沼公園の植生が変わってしまって、今年はどうしようかなぁと思案してたけど、結局来てしまった。
今年は大宮の氷川神社を見てから、見沼に向かう事にした。
大宮から、東武野田線に乗って、北大宮まで。
久々の野田線って事でだいぶ懐かしい感じ。
大宮ってソニックシティーっちゅうイメージがあったけど、最近では他に埋もれてさっぱり目立たなくなったなぁと思っていたら、野田線のホームからバッチリ見えるじゃん! 健在でした。
北大宮着、北大宮で降りるのは初めてである。
まぁ、見事に何もない駅です。
駅からほどなくして、大宮公園に到着する。
桜の古木が多い大宮公園。
老朽化した古木は今後切って行くみたい、しょうがないよね。
ここには、氷川神社以外にも護国神社があります。
大宮公園の池、葉桜だけど、まだ残ってました。
氷川神社到着。
ここは律令制でいうところの、武蔵国の一宮。
武蔵国の一宮を名乗る神社は幾つかあるけど、規模からいったらまぁ此処でしょう。
境内にも大きな木が生えています。
大きい宮がある土地だから大宮、そのままだね。
ここへは野田線に乗って来たけど、これから見沼へ行くのに一旦大宮駅へ戻りたい。
戻りは歩いて向かう事にする。
なっがーい参道、散歩するのにピッタリな道。
こうして歩くと、大宮って良い街だよね。
大宮駅東口へ続く道を右折すると、ソニックシティーが見える。
やっぱりソニックシティーは大宮のシンボルだね。
大宮駅まで戻り、バスに乗って見沼公園へ向かう。
30分弱バスに揺られて、見沼公園に到着、あたりはすっかり田園風景です。
空もすっかり晴れて、気持ちがいい。
見沼公園の芝生にはここ数年、サギゴケの群生が見られます。
ちょっとこっち向いている花が無くて、後ろ姿ばかりのサギゴケ、なんか綺麗だね。
池の前のベンチに座り、大宮駅で買ってきたパンを齧る。
パンを齧り終わったら、公園内をしばしウロウロ…
かつて此処には、オオイヌノフグリの大群生があって、それを目当てに毎年来ていたのだけど、最近はすっかり居なくなってしまった。
こういう小さな雑草は、公園の手入れのタイミングだったり、除草剤の種類の変化だったりですっかり顔ぶれが変わってしまうものなのです…
自宅のそばの原っぱにもオオイヌノフグリの群生があったけど、時を同じくして居なくなってしまった。
また、何かが何巡かめぐって大群落が見られるのかねぇ?
それとも気候変動著しいので、今後訳の分からない植物が猛威を振るったりするのかな?
食物とかは大丈夫なのだろうか…
見沼公園を後にして、東浦和方面へむかって桜の道を歩くことにする。
この間の目黒川の桜と違って、なんとも静かなモンです。
地元の人が通りがかりに愛でていく感じで親しまれています。
もうぼちぼり日が沈みます。
見沼大橋の夕景。
謎のアブラナ科の植物が映えてます。
見沼大橋から少しで氷川女体神社に到着。
実はここも武蔵国の一宮を名乗っています。
で、さっきの大宮の氷川神社とこの氷川女体神社を直線で結んだ真ん中に中山神社っちゅう神社があって、夏至の頃に大宮氷川神社に日が沈み、冬至の頃に氷川女体神社から日が昇る。
その日の昇降をもって、季節を計ったと言われています。
この辺りって、比較的平な土地なので、木に邪魔されて神社が見えないだろうから、その言い伝えは、まぁ、お話の類かなと思っていたけど、その中山神社へ行ってみると、そこはちょっと小高くなっていて、今はもちろん両神社を眺める事はできないけど、当時は田んぼばっかりだっただろうから、そういう事もあるいはあったかもと考えるようになりました。
面白いね、そういうの…
まもなく真っ暗になっちゃうよ。
東浦和まで歩こうかと思ってたけど、面倒くさいので、ここいらでバスに乗って退散することにしました。
適当にバスに乗ってたら浦和駅に着いたので、湘南新宿ラインに乗って、豪快に居眠りしながら帰りました。
おしまい