川崎大師から多摩川スカイブリッジ、羽田空港経由で穴守稲荷まで散歩 | 写真小話

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私が撮影しながら散歩した備忘録的な記録

2024.04.20

休みのお昼に川崎大師表参道にある料理屋さんにハマグリ鍋を食べに山の神とやって来た。

メシを食べ終わり、真っすぐ帰るのもナニなので、大師界隈をウロチョロした後、出来たばかりの多摩川スカイブリッジを渡ろうという事になり、一旦川崎大師駅に戻る。

山の神が毎年4月第一日曜日に行われる、「かなまら祭り」の金山神社を見てみたいと言うので、若宮神社へ向かう。

若宮神社入り口の鳥居、金山神社は若宮神社の中にあります。

若宮八幡宮

これは藤森稲荷、金山神社はこの奥にあります。

これが金山神社、基本火の神様らしい。

中を覗くと、「かなまら祭り」に関係する例の物が伺えます。

ほとんどの絵馬には子宝祈願と安産祈願が記されています。

「かなまら祭り」の本番時には、ここに大勢の見物客が訪れ、横須賀に近い事もあり米軍関係の外国人と最近ではインバウンドの外国人でものすごい事になっています。

生殖に関わる事なので、生き物としてとても重要な事だし、ましてや少子化まっしぐらな世の中で、このままでは日本人が絶滅するんじゃないかって感じなので、お祭りを行う事はとても良い事と思いますが、外国にこういう祭りが無いからなのか、諸外国の人達の目には奇天烈な破廉恥祭りに映っているようで、そのはしゃぎっぷりはちょっと酷いものがあり、山の神はこういうのがそもそも苦手っちゅうのもあって一度も見たことが無く、私もインバウンド以降は近寄りがたくて見に行ってません。

でもちょっと見てみたいという事で、何でもないときに訪れました。

若宮神社を出て、ちょろっと歩けば川崎大師。

川崎区らしく下町風情の商店街を少し歩いて西解脱門より、川崎大師に入ります。

西解脱門から入ってすぐに、しょうづかの婆さんがあります。

この婆さんは三途の川のほとりにいて亡者から衣服をはぎ取るんじゃなかったっけ?

ここの説明文には、歯痛と美容に良いってなってます。

そうなの?

あと、しょうづかの婆さんとセットで亡者の罪を計ってた爺さんがいたと思うけど、ここにはそっちの爺さんは居ないみたい。

ちょうどツツジが綺麗に咲いています。

なんでもない普通の休日だけど、まぁまぁ人が居ます。

コスプレイヤーの方達も屋台の焼きそば喰ってたりして長閑な雰囲気。

そういえば、今年は10年に一度の大開帳の年らしい。

詳しい事は知らんけど、会社の同僚も、大開帳の時のお札をもらいに行くと言ってました。

大山門より仲見世へ出る。

門をでて右手の蕎麦屋でお土産の葛餅を買う。

ここの葛餅は餅は住吉屋さんのだけど、蜜は自家製なんだって、ふうん。

仲見世から表参道へ出て、産業道路方面へ商店街を進む。

さすがの大師銀座商店街もシャッターが目立つようになってきました。

川崎区の人口はいまだ増え続けているので、人口の問題ではなく、物品の購入方法が変化したためなのと、商店をやっている人が高齢化しているって言う事が大きいみたい。

でも、儲かれば事業を継ぐ人もいるだろうから、やっぱり思うように儲からないんだろうね。

商店街の中ほどに子育て地蔵尊があります。

商店街を抜けると産業道路。

産業道路を横切って、田町から小島新田駅へ

小島新田駅前のキオスク的なセブンイレブン

小島新田駅からアクアラインに続く国道を横切って多摩川へ向かう。

多摩川の土手にはハナダイコンが満開でした。

多摩川の土手を上がると多摩川スカイブリッジと羽田空港がすぐそばに見えます。

多摩川スカイブリッジは、まぁこれと言って特色のない普通の橋。

大きな船も通らないからゲートブリッジみたいな事もなく、ただの橋…

橋を渡りながら、川崎区側を見下ろす。

スカイブリッジの川崎側は医療関係の研究所が目立つ工業団地になっています。

キングスカイフロントと言うらしい、ふうん。

空港から、これらの研究施設へのアクセスを向上させるためにスカイブリッジを作った説があります。

スカイブリッジの羽田空港側からはB滑走路から飛び立つ飛行機が良く見えます。

多摩川スカイブリッジを渡り切ると、そこは羽田空港。

国際線の第3ターミナルがすぐ近くなので、ちょっと立ち寄ってみます。

とりあえず展望デッキへ上がる。

搭乗待ちの人達で賑わっています。

いかにもな眺め、でも展望デッキからは離発着する飛行機はあまり見えません。

展望デッキで少し休憩して、ターミナルへ戻る。

日本らしさが全面に打ち出されています。

こういうのって、欧米人は韓国的なものと、中国的なものと区別できるのかな?

空港ターミナル内はニッポン感に満ち溢れており、もうここで良いじゃん、って感じ。

ちょっと面白かったです。

第3ターミナルを出て、多摩川へ戻り、今度は東京都側を上流へ歩く。

B滑走路から飛び立つ飛行機が真上を飛んでゆきます。

さすが天下の羽田空港、もうじゃんじゃん飛んでゆきます。

多摩川に目を移すと、紫色の小さな花が沢山咲いていました。

空港側の殺風景な土手をトボトボ歩くと、鳥居がポツンと登場します。

この鳥居はかつては空港の敷地内にありました。

どかすとヤバい事があるって事で手つかずだったのですが、だいぶ前に移動して今の位置に鎮座しております。

鳥居しかないから、鈴が鳥居にぶら下がってます、ちょっと面白いね。

鳥居を過ぎて、海老取川沿いを歩きます。

川って名前だけど、運河です、天空橋駅が小さく見えます。

そこから、少し歩いて穴守稲荷に到着。

おおう、あの螺旋の塔はもしや富士山?

境内はすっきりしていて、風情があります。

例の塔を登ります、山の神は疲れが出てきて、ちょっと嫌みたいです。

てっぺんからの眺め、ここのは富士山じゃなくて御嶽山でした。

 

もうだいぶ暗くなってきたので、京急穴守稲荷駅の近くのプリン屋カフェでコーヒーのんで帰りました。

おしまい