2024.03.14
冬休みをとらないまま年度が暮れてしまいそうだって事で、急遽ちょっとした平日休みを取ることにした。
急遽とった休みなので、何の計画もしていない、ちょっとした山に登りたかったが高い山はまだまだ冬山状態なので、いまから計画立てて装備を整えてとかちょっと無理というか面倒くさい。
下界の旅行とかも、予約とか計画とかなしでも良いけど、いまいち乗り気がしない…
大菩薩くらいの2000mちょうどくらいの山でひょろひょろ歩きたい気分。
ちょうど岩殿山とか雁ヶ腹摺山とか行ったことなかったので、ちょっと行ってみよう。
積雪があってダメなら途中で降りればいいかって事にして出発した。
未明の横浜線で八王子に出て中央線で大月駅まで
登山関係のお出かけは、未明出発とか夜駆けとか基本なので嫌だけど、どうしょうもない…
大月駅の駅蕎麦屋で朝飯を喰って出発。
大月周辺って桃太郎伝説があったのね、大月は車とかでかなり通ってたけど、知らなかったです。
桃太郎って岡山県じゃないの?なんとなく…?
国道20号線沿いのコンビニで行動食を買って、ついてにコンビニコーヒーを飲んでひと心地ついて歩き始める。
昔から良く眺めていた岩殿山、どうせ公園に毛が生えたような山だろう、ジジイになってから来れば良いと思っていたので一回も登った事がありませんでした。
ジジイになったので、登りに来ました。
中央線の線路を跨ぎ。
中央高速道路も跨いで登山口へ。
駅から最寄りの登山口が閉鎖されていたので、山の反対側にある登山口まで回り込んで行く。
岩殿山は小さな山だけど、回り込むと結構遠いよ!
岩殿山の北側にある登山口に到着。
登り始めるとすぐにちょっとした滝が登場する。
滝の下結構大きな岩屋になっており、修験者のお堂があったとか、鬼の住処になっていたとか…らしいです。
岩殿山は駅から見えるとおりに小さい山なので、すぐに頂上に到達します。
昨年は富士山に雪が全然なかったけど、今年はちょっとマシかな。
ここから雁ヶ腹摺山へ地味地味ハイクがスタートです。
雑木林の稜線を進む。
この山には「稚児落とし」って名前の大きな崖があるのだけど、自分ずっと駅から見える岸壁が稚児落としだと思ってました、実は全然ちがうところにあるらしい。
まぁ岩殿山の裏手あたりにあるのかな?と思っら、ちょっと離れてました。
途中鎖場が登場したりして、意外と険しい感じ。
ちょっと稚児落としの事を忘れた頃に「稚児落とし」登場。
う~ん岩壁だね。
戦国時代にその名の通りの言い伝えがあるらしい。
稚児落とし…嫌な名前だな。
稚児落としから、ひと山越えると鞍部に車道が横切っていました。
鞍部を越えて、尾根を登る。
しばらく送電線に沿って進む。
標高もジンワリ高くなって1000mあたりを上下する様になる。
北側の斜面には雪が着いてきた。
金山峠を過ぎて少々下るとまた車道が登場する。
ここは百間干場というらしい、看板がありました。
ここに流れる沢で今夜ビバークする為の水を汲む。
2L×2、一気に4Kg増!つらいなぁ~
雪のついた車道を少し進んで、また尾根を登る、今度は雁ヶ腹摺山の登りである。
この登りの途中でまた車道が横切るので、そこらあたりの平な所でビバークしようと思っている。
しかし、登るにつれて雪が深くなってきて、車道が横切る1500m付近では膝ほどの積雪でちょっとしたラッセルを強いられる。
なかなか良いビバーク地がないまま、姥子山まできてしまい。
しょうがないので、姥子山の山頂にてビバークすることにした。
結構風が強いけど、大丈夫かよ?
そろそろ日が暮れる…
激狭いツェルト内でアルファ米とレトルトカレー、クノールのパスタの夕食を喰って、柿ピーをつまみながらウィスキーのお湯割りをチビチビ飲みつつ、感度の良かったTBSラジオを聞くともなく聴いていると、鶴光さんのなんちゃらリクエストっていう番組が始まった。
えっ、鶴光さんってまだご健在だったのね(失礼)、ちょっと驚き、それよりもさらに驚いたのが、鶴光さん、番組内でしょーもない、昭和な下ネタ全開だったこと。
鶴光さん、御歳おいくつよ?モッコリとかって歳じゃないでしょ、元気っちゅうか、なんちゅうか…
妙に気になったので、下界に降りてからググっちゃったよ、どうやら、鶴光さん、下ネタは人を傷つけないって信条から積極的に下ネタを使ってらっしゃるみたいです。
まぁ下ネタって言ってもモッコリって言ってるだけだけどね、平和なモンです。
そんなこんなでウィスキーもいい感じにまわってきたので、寝ました…
翌日、朝3時に一回目が覚めました。寒いよ!
ちょっと起きるには早いから、もう一回寝なおしたら、次の目覚めは5時半でした。
ちょっと寝坊。
でも、ちゃんと朝飯のFDチキンライスとクノールのパスタ喰って、コーヒーも飲んでツェルトを出ました。
う~ん、今日もスゲー良い天気!!
富士ちゃんバッチリ。
もう一枚!
ビバークした姥子山の看板と、これから登る雁ヶ腹摺山
姥子山から車道が横切る鞍部へ戻り、雁ヶ腹摺山の登りに取り掛かる。
まぁ、どうって言う登りじゃないんだけど、膝位のモナカ雪のラッセルで、時間がかかる。
通常の倍くらいのペースで、こりゃちょっとヤバいなと…
天気も良くて、風も今の所大したこと無いんだけど…
倍の時間をかけて、雁ヶ腹摺山に到着。
ここは、旧500円札に描かれている富士山のモチーフになっている事で有名です。
まぁ、今500円札って言っても、すぐに思い出せる人もいなかろうけど…
この構図が500円札の構図に近いです。
これが見てみたかった。
500円札がなくなってだいぶたっちゃったけど…
そして現金もそのうち使われなくなるかもだけど…
山頂からは、この部分だけ良く見えます。
雁ヶ腹摺山ってなんとなく、360°の大展望って勝手に思っていたので意外でした。
山頂を後にして、大峠に下る。
チョロッと下ると南アルプスが良く見える。
んー、塩見に荒川三山、赤石だろうか…
モナカ雪をザクザク下って大峠に到着
夏と同じペースだったら、黒岳に登って、滝子山をまわって初狩まで行こうと思ってたけど、やめた!
ここから車道で下ることにした。
ここからも、富士ちゃん良く見えます。
しかし、富士山が良く見える山だこと!!
ここから車道をひたすら下って、どこかバスが入っている所まで。
さようなら雁ヶ腹摺山!
おしまい