外房は本当に涼しいのか問題の検証で勝浦散歩 | 写真小話

写真小話

私が撮影しながら散歩した備忘録的な記録

2023.08.26

ほんとうに猛暑日が続いています。

天気予報なんかを見ていても、関東地方の平野部は概ね、最高気温35℃を越えています。

そんな中、千葉県の予報を見ていると、千葉市とか内房地域はまぁ35℃越えてて死亡なのだけど、外房の勝浦あたりの最高気温が32℃くらいの予報だったりして、違和感…

勝浦なんて海のそばだけど、標高低くて絶対暑いに決まってるんだけどどういう事よ?

実家がそこいら辺のヤツに聞いたら、やはりこっちよりは涼しいらしい、マジか?って事で実際行って確かめてみることにした。

今回も保護者(山の神)同伴である。

 

東京駅にて特急わかしおに乗って、勝浦を目指す。

ほんとうは、これに乗って見たかっただけという説もある。

「わかしお」に揺られて千葉の風景をぼんやり眺めながらの移動は快適&贅沢で、自動車を運転しては味わえないものがある。

車窓からの眺めを楽しみながら&居眠りしながら、ちょうど良い時間加減で勝浦到着。

電車から降り立つと、あれ?本当にちょっと涼しいな、と感じる。

まぁ電車の中の方が涼しいけどね。

でも、カラッとしていて、到着は11時だったけど、もう横浜だったらヤバい暑さになってる頃である。

駅にひな人形が飾られていました。

3月にどっかの神社の階段とか寺とかに飾ったりするんだっけ?たしか…

 

ちょっと勝浦の街をぶらっとしてみるか。

そういえば、勝浦は「勝浦タンタンメン」推してたなぁー

以前バイクで来た時、街道沿いの有名店で食したけどイマイチだったので、今回はパスです。

朝市やってる場所の近くの高照寺に立ち寄る。

ここはイチョウの古木が有名らしい。

横に伸びたイチョウの幹から、幹が変化した何かが垂れているのが特徴です。

ふうん。

高照寺を出て、さらにブラブラ。

早くに来れば朝市がやっていたであろう場所。

早く来るの無理。

壊れたベンチの下でニャンコ休憩中。

ああ、ここは季節になれば神社の階段にひな人形が飾られてる所ですよね。

藁で出来た輪っかは夏越の祓えの茅の輪、作法に従い、この輪をくぐると無病息災なんだって。

こんな感じで、夏の風情を感じつつ、メシにするかって事で近くの定食屋さんで刺身定食を食す。

街にはそれほど人が見えないけれど、メシ屋さんはどこも混んでました。

定食屋さんの女将さん曰く、みんな涼しいって言うけど、すごい暑いとの事。

いやいや、東京湾側はもっと暑いから…

まぁ、それでも此処をもってしても以前と比べたら暑いのでしょう。

10年後の夏はどうなっていくのでしょうか?

もう詰んでるのかもしれません。

 

メシを食って、じゃあ八幡岬でも見て帰りますかって事で、海岸沿いの道を岬目指して歩く。

午後になると、日向は結構暑い。

瓦が立派なお宅の玄関先にニャンコがぶっ倒れてました。

大丈夫か?

岬の斜面に宿根性の朝顔がたくさん咲いていました。

この宿根性のアサガオ海の近くで野生化しているのを良く見かけます。

 

先端も近い…

いかに勝浦が涼しいといえど、比較しての話であり、午後になればやっぱり暑い。

 

八幡神社、八幡岬の公園内にはそれなりに人がおりましたが、神社の方は階段を上がるからか、だーれも居りません。

静かな神社でしばしの休憩。

でも、ここは木が生い茂っており、風が通らないのでかなり蒸し暑いです。

神社を脱出し、展望広場へ

かつては勝浦城があったのだとか。

展望広場には屋根があって、日陰は風が通ってさわやかです。

眺めの良い所に塔婆が束ねてありました。

海難事故か戦争かの犠牲者を弔っているのでしょうか。

お万のかたの像がありました。

勝浦城の生まれだそうな、で、水戸の光圀のお婆ちゃんにあたるらしい。

 

八幡岬はもういいや、時間がヤバいからそそくさと勝浦駅に戻り、本数の少ない内房線に乗り込む。

ガタゴトと内房線に2時間くらい揺られて浜金谷駅で降りる。

鋸山が絶景です。

そこから、ちょいと歩いてフェリー乗り場へ。

徒歩で東京湾フェリーに乗るの初めてである。

ちょっと新鮮。

ほどなくして、フェリーは出港。

さよなら、房総半島!  っても海に出れば割といつでも見えるんだけどね、近いから…

でも、あえて船に乗ると旅情が増して良いね。

東京湾を往来する船は日に500隻あまり、その東京湾を横断するフェリーは動線的にちょっと異質かも。

東京湾を往来する大小の船を眺めながらの船旅は楽しい。

遠くに積乱雲が見えます、あの下は雷雨だろうなぁ。

ちょうど、フェリーが行程の中間地点に差し掛かったあたりで、久里浜から金谷へ向かうフェリーとすれ違う。

あちらも結構人が乗っている様子。

そうこうしているうちに、辺りも暗くなり、久里浜港に到着。

久里浜港からバスに乗り、京浜急行で帰りました。

東京湾を一周した感じでした。

おしまい