城ヶ島から富士山の撮影 | 写真小話

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私が撮影しながら散歩した備忘録的な記録

2023.02.06

夜中に起きて、夜明け前から出発して撮影に行くとか大っ嫌いである。

夜駆けして地方の早朝撮影とかも大っ嫌いである。

休みの日は心行くまで猫とゴロゴロ寝坊したい、これが真の贅沢というものだ。

こんな私でも、年に数度はだた写真を撮りに行くだけの為に、夜中に起きて撮影に行く時がある。

三浦半島から望む、沈む月と富士山の撮影である。

べつにパール富士とか狙ってないけど、富士山のそばに月がいる、そんな風景が撮りたいのである。

それも三浦半島辺りから見る富士と月のサイズがちょうど良くて好きなんですよ。

月の直径と富士の火口が同じくらいで…あくまで個人の好みだけど…

がぁしかし、なかなか三浦で富士山と月って撮れそうで撮れない。

もう何年も追っかけてるけど、未だ納得いく物が撮れずにいる、だから半ばあきらめムードを漂わせながら行ってる感じ…

大体が富士ちゃんがイケズでダメなんだけど…

今回はどうだろうか…

今回は、三浦半島の城ヶ島から見ると、月が富士ちゃんの近くに沈む事になっている。

時間は日の出のすぐ後くらい、う~ん、ちょうど良いんじゃないの?

天気予報はスカッ晴れ予報、富士方向の雲もない様子、期待できるけどー。

沈み方向へ進む満月を追いかける様に車を走らせる。

未明のガラ空き横浜市内を快調に走れば、城ヶ島なんぞあっという間に到着である。

ヘッドランプの明かりを点けて撮影場所まで移動、いそいそと撮影準備に入る。

マトモな一眼での撮影なんて久しぶりである、使い方忘れてねぇだろうなオレ。

大小の三脚2脚をセットし、2台体制で待ち構える。

でもあんまり気合が入らないなぁ、ダメな事が多すぎたせいかな?

遠くの光源でピントを合わせて試し撮り。

月がようやくフレームインしてきた所、富士ちゃんがうっすら見えだした。

いつになく良い感じ。

こうなってくると、後は早いはやい、どんどん夜が明けて、月がみるみる沈んでゆく。

山頂付近に日がさしてきたようだ、富士ちゃんちょっとモヤってるかなーここんとこ暖かかったからなー

こんな感じかな?

月がだいぶ沈んだので横位置にして岩なしでこんな感じ。

海鵜もとんできて、こんな感じ?



縦位置の別カメラだとこんな感じ。

間もなく月が霞んで見えなくなり終了…

ちょっと富士ちゃん霞んでいて今一ビシッとしていないけど、これまでを思えば文句言えないよな。

いいんじゃないの、うん、これでいいのだ。

 

すっかり朝が来て、ふわっと他の撮影地も見てみるかとウロつく

富士ちゃん霞んでるね。

そういえば、ここら辺りはカメラヲヤジよりも釣り師が多い、みなさん釣れたのだろうか?基本シブイでしょうね~、なんの因果か、お互いご苦労な事ですな。

おしまい