NHK SONGS「香取慎吾」 | 日々是本日

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 SONGS は毎週木曜日にNHK総合で放送している音楽番組である。

 

 2022年6月9日の放送回が「香取慎吾」だった。

 

 

 香取さん(以下、愛称:慎吾ちゃん)は2016年末のSMAP解散から6年目、昨年末に放送されたNHKドラマ「倫敦(ロンドン)ノ山本五十六」はかなり良い出来で、このブログでも取り上げた。

 

 

 「SONGS」に出演というのは意外だったが、考えみれば歌手だった。

 

 今回は、そう言えば最近は何をしているんだろうと思いながら見た感想を、つらつらと書いた記事である。

 

 以下、本題。

 

 オープニングから派手なダンスでの登場。

 

 若いなぁ。

 

 番組での紹介フレーズは、

 

「進化し続けるエンターテイナー」

 

 うんうん、やっぱり歌手ではなかった!(笑)

 

 最初の話題は、今年の4月にレギュラー番組としてスタートしたEテレの新番組「ワルイコあつまれ」の話だった。

 

 

 稲垣吾朗、草薙剛という元SMAPメンバーとの教育系バラエティー番組である。

 

 そういえば、チラッとは見たことがあった。

 

 Eテレもウケることを意識した番組を作るようになりましたなぁ。

 

 撮影現場でのインタビューでは、


「人生テンポ速いから身を任せていないとついていけない。」

 

と言っていたのが印象的だった。
 

 そういえば慎吾ちゃんは今いくつかと思ったら、もう45歳だった。


 今の時代に人生のテンポが速いと言うのはわからないでもないが、処世として「身を任せる」ことを体得しているとはねぇ。

 

 うん、やっぱり凄いよ。

 

 そして、撮影の合間でもやっているという TikTok 動画作成も紹介していた。

 

 この TikTok 動画作成についてのコメントがまた、なかなか良かった。


「ふざけてますよね。なんか、ふざけるって大人になってくるとあんまりなくなるじゃないですか。みんなTikTokやったらいいですよ。」


 ガーンときた。


 そうなんだよぇ、年々頭の固くなっていく中年はこれをなんとせねばならんのだよ。
 

 慎吾ちゃん、わかってるねぇ。

 

 次の役者としての話のところでは、大泉洋と慎吾ちゃんはどちらも三谷幸喜が脚本を書いたNHK大河ドラマに出演したことがあるということだった。

 

 三谷幸喜のインタビュー映像もあって、これはこれで面白かった。

 

 そしていよいよ音楽の話へ。

 

 慎吾ちゃんは、4月にタキシードが似合う音楽、特にジャズをテーマにしたソロアルバムをリリースしていた。


▼Warner Music Japan

香取慎吾、“タキシードが似合う音楽”をコンセプトに、2ndソロアルバム『東京SNG』を2022年4月13日に発売!

※各曲30秒の試聴あり

 

▼香取慎吾「東京SNG」

東京SNG (初回限定・観るBANG!)

【曲目リスト】
01 東京SNG
02 こんがらがって (feat.H ZETTRIO)
03 Catharsis (feat.WONK)
04 今夜最高ね
05 ひとりきりのふたり (feat.ヒグチアイ)
06 シンゴペーション (feat.Gentle Forest Jazz Band)
07 Mack the Knife
08 Slow Jam
09 Happy BBB (feat.田島貴男 (Original Love))
10 東京タワー (feat.新しい学校のリーダーズ)
11 道しるべ

 

 美空ひばりさんの「東京タワー」がカバーされており、その他の曲も多彩なアレンジとなっている。

 

 慎吾ちゃんは映画「浅草キッド」を観て、「昭和なジャズな感じに背中を押された」と話していた。

 

 「浅草キッド」は劇団ひとり監督、2021年製作の日本映画で、原作はビートたけしの自伝「浅草キッド」である。

 

 大泉洋が、ビートたけしの師匠・深見千三郎を演じている。

 

 番組では、アルバムから「東京タワー」(新しい学校のリーダーズ共演)と「シンゴペーション」そして、ピチカートファイブの元ボーカル・野宮真貴との共演で「東京は夜の七時」が披露された。

 

 さすがNHKである。

 

 音楽話としてはこの他に、憧れるエンターテイナーとして、マイケルジャクソン、坂本九、田中邦衛の話が映像を交えて語られた。

 

 最後のところでは、また三谷幸喜さんのインタビュー映像が流れた。

 

 その中で三谷さんは、慎吾ちゃんの印象的なエピソードとしてこんな話をしていた。

 

 慎吾ちゃんは、雑誌の撮影などで小道具として風船を持たされることがしばしばあるのだが、そんな小道具を持たせるのであれば逆に、いつまで風船を持てるかに挑戦したいと言っていたというのである。

 

 慎吾ちゃんは45歳になっても、いまだに風船を持たされるのだなぁ。

 

 慎吾ちゃんだなぁ。

 

 終わりに慎吾ちゃんは、こうしたことも含めてファンの期待に応えながら、観てくれる人を楽しませてびっくりさせていきたいと話していた。

 

 う~ん、やっぱりエンターテイナーだなぁ。

 

 こうして振り返ってみると、特にここが面白かったというよりも、全体を通して面白かった。

 

 これが人柄だということなのだろうねぇ。

 

 

▼過去のNHK「SONGS」の記事