「RELAX HACKS!」はリラックスのための小技とでも言うようなちょっとした工夫ネタを集めた本である。
日曜日の記事の通り、今週は1日に1章ずつ、各章の内容を紹介していくので今日は第3章である。
(この本の概略と紹介の趣旨については日曜日の記事を参照されたい。)
さて、目次の「第3章 アフタヌーンハック 仕事編」の内容は以下のとおりである。
(「※」は個別に後述している項目)
47:ランチで一日をデザインしよう
48:パワーランチで人のつながりを作る
49:パワーランチを後輩育成の場にしよう
50:ランチ面談でリラックスした関係作り
51:ランチのあとの散歩で気分をリフレッシュしよう
52:テーマを決めてデジカメで一日一枚、写真を撮ろう ※
53:メール受信箱をゼロにする快感に目覚める
54:2分でできることは、すぐ退治しよう!
55:2分でできることを増やすと、ストレスが激減する ※
56:書類は一カ所にまとめよう
57:ノートは一冊にまとめよう
58:ストレス激減のPCフォルダ管理術 ※
59:苦手な上司は「前提条件」と考えよう ※
60:ほめワードで人間関係が円滑に ※
61:無理な注文には「なるほど」と一言ってみよう ※
62:急な仕事には「えっ!?」と驚きの声を出そう
63:明日できることは明日やろう
64:違う自分を演じてクレームのダメージを減らそう ※
65:人間関係は無理をせず、自然修復も必要
66:相手の悩みを解消するのがいいプレゼン
67:ストレスを感じている自分を認識しよう
68:認識と行動 ※
この章は仕事術関連の内容で項目数は比較的多い。
最初の数項目はランチに活用法について触れられており、「「仕事帰りに飲み屋で一杯」が少なくなった今」(p132)というフレーズに、まだまだ自分が飲み屋で一杯派であるのを感じた。(苦笑)
その他、幾つかの項目について個別に触れる。
【52:テーマを決めてデジカメで一日一枚、写真を撮ろう】
写真を撮ることそのものが良いというよりも、ちょっとした「楽しみ」を生活の中に取り込んでいくことが大切という話の例として写真撮影が挙げられていた。
物事は別の目的を持って眺めると、別のものが見えるということがあるので、写真撮影はこの観点でもオススメの「楽しみ」である。
そして今ではインスタグラムという共有のためのツールも広がりつつある訳だが、インスタ映えにこだわりすぎるのもどうかとも思う次第である。
【55:2分でできることを増やすと、ストレスが激減する】
前の項目54の「2分でできることは、すぐ退治しよう!」はToDo漏れ対策としてよく言われることである。
だから2分で出来ないことを2分でできるようにするのは「実に素晴らしい!」と思った後で、実際にはこのための努力をあまりしていないのに気がついた。
5分でやっていることは5分かかるものと思い込んでいるのに違いない。
まずここから疑ってかかってみよう。
【58:ストレス激減のPCフォルダ管理術】
要は古いファイルは整理しないで「古いファイル入れフォルダ(アーカイブフォルダ)」を作って入れてしまうということ。
実践しているが実に効果的。
【59:苦手な上司は「前提条件」と考えよう】
「上司は選べない」のだから毎日不満をこぼすよりも、変えることのできない「前提条件」であると割り切ってしまえばスッキリするという内容である。
「コントロールできるものだけに集中する」(p154)、「この不幸な状態は永遠には続かないことに気付く」(p154)という指摘も実にもっともである。
しかしながら、「前提条件」であると割り切ってしまうのが本当に良いか検討の余地はあるということ、この割り切りは小さな工夫とは言い難いぐらいには難しいということの二点には注意されたい。
【60:ほめワードで人間関係が円滑に】
この項目も、もっともだけれども実践にはそれなりの努力が必要と感じた。
更に、「ほめる9:ダメ1」の割合であれと言う。
ほめワードを増やすために、5つのほめ方が紹介されていた。
1.人を介して(「○○さんがほめていた」という形で)ほめる
2.プロセスをほめる
3.人を助けたことをほめる
4.皆の前で/皆でほめる
5.存在そのものに感謝する
一つずつ増やしていこうと思う。
【61:無理な注文には「なるほど」と一言ってみよう】
どんな注文でもまずは「なるほど」と言ってみるのはホントに効果的である。
まず自分自身の気持ちがネガティブにならないための良薬である。
実践できる小さな工夫として実に素晴らしい。
【64:違う自分を演じてクレームのダメージを減らそう】
失敗した時に自分を責める気持ちに引きずられないようにするには、「まるで違う人のように振る舞う」といいという話。
これも、できたらいいけど難易度が高いと感じた項目であった。
【68:認識と行動】
仕事におけるストレスについてのまとめ的な話。
前の項目67も含めて、ストレスを減らにはまずストレスに気づくこと、そうすれば工夫する手はあるというということ。
もっともである。
※明日の記事に続く