「RELAX HACKS!」はリラックスのための小技とでも言うような工夫ネタを集めた本である。
日曜日の記事の通り、今週は1日に1章ずつ、各章の内容を紹介していくので今日は第2章である。
(この本の概略と紹介の趣旨については日曜日の記事を参照されたい。)
さて、目次の「第2章 アフタヌーンハック 環境編」の内容は以下のとおりである。
(「※」は個別に後述している項目)
29:色で気分を入れ替えよう
30:オフィスに観葉植物を置こう
31:ハイドロカルチャーを電話機の近くに置こう ※
32:香りで集中力をコントロールしよう
33:マッサージジェルで気持ちを落ち着かせよう
34:オフィスでできる30秒ストレッチ
35:5分の仮眠は最高のリラックス
36:90分区切りで休憩を取ろう ※
37:「おやつ」においしいパンを食べて疲れを癒そう ※
38:ハーブティーを飲んで集中力を高めよう
39:カフェインの上手な摂り方 ※
40:ラジオを radiko で楽しむ ※
41:小鳥のさえずりで自然を感じよう
42:ノイズキャンセリングヘッドホンで雑音をシャットアウト
43:疲れない靴選びのコツ ※
44:仕事を楽しむノマドワークスタイル
45:家に帰る前に喫茶店に寄ろう ※
46:内部環境と外部環境 ※
この章のタイトルに「環境編」とあるのは、環境を変えることによってもたらされるリラックスをテーマにしているからである。
近年では、色がいろいろな点で心理的影響をもたらすということが言われてきており、この章の最初の項目では周囲の色に触れられている。
項目31の「ハイドロカルチャー」は、土の代わりにハイドロボールという軽石のような素材を使って栽培する方法のことだった。
これなら確かに電子機器の周りに置きやすい。
その他、幾つかの項目に個別に触れて終わる。
【36:90分区切りで休憩を取ろう】
人が集中力を維持できる時間は、最大で90分と言われているのでこのサイクルで休憩をすると良いという話。
1時間単位の会議を合間なく詰め込まずに間に30分挟んで設定するというやり方を実践しているそうで、実際に次の会議でもすんなり集中できて良いということだった。
スケジュール設計のヒントになった。
【37:「おやつ」においしいパンを食べて疲れを癒そう】
「パン」がいいというよりも、脳に糖分を補給するには甘いものよりも炭水化物がいいという話だった。
理由は消化されるスピードで糖分がゆっくりと吸収されるから。
糖分がゆっくりと吸収されるというのはもっともだが、消化するために血流が胃にもっていかれるのではないかという気もした。
甘いものとどちらが自分に合うかを、実際に試してみたいと思う。
【39:カフェインの上手な摂り方】
カフェインが体内に吸収されてから眠気覚ましの効果が出るのに30分ほどかかるということだった。
また、カフェインの取り過ぎはよくないので、大切な打ち合わせの30分前に飲むという使い方を紹介していた。
【40:ラジオを radiko で楽しむ】
「radiko」とはインターネットでラジオ聴けるホームページのことであった。
気分転換の方法としてラジオという手があり、今はラジオがなくてもインターネット環境があれば聴けるという話。
【43:疲れない靴選びのコツ】
靴選びのコツの話かと思ったら、自分の足の型に合った靴を見つけると良いという話とナイキのエアクッションが搭載されている「コールハーン」というブランドの革靴の紹介だった。
いずれにしてもなかなか金のかかる話だ……
【45:家に帰る前に喫茶店に寄ろう】
タイトルからでは喫茶店に寄ると良い理由がわからなかった。
「あえて家にはまっすぐ帰らずに喫茶店に立ち寄り、ひと書き、あるいはひと読書してから帰るようにしています。」(p119)という話だった。
仕事が終わったらとりあえず家に帰ってリラックスしたいけど、そこからまた読書……はなかなかしないよなぁ……
【46:内部環境と外部環境】
内部環境とは体内の状態のことを指していて、この章のまとめとしてこの内部環境と外部環境の調和を図ることが大切」という話。
確かに、リラックスのために外部環境を改善すれば足りることもあれば、外部環境を活用するために内部環境の調整が必要な場合もあるだろうから、こうした工夫をしながら調和を考えていくというのは参考になった。
※明日の記事に続く