アジャン・ブラム「マインドフルな毎日へと導く108つの小話」
第9話 我々みんな犯罪者
マインドフルな毎日へと導く108つの小話
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この項は小話ではなく罪悪感の話である。
タイトルの「我々みんな犯罪者」というのは、
「罪悪感という刑務所に収容されているあらゆる人」(p17)のことを指している。
罪悪感を持たない人はいないのだから、
我々はみな刑務所の中に居るか、居たことのある犯罪者ということになる。
罪悪感に捉われ続けるのは、
2枚の不揃いなレンガを気にし続けるようなものだと言う。
大多数の問題ないレンガを見ることができれば、
自分は許すに値する存在であることに気づけるという。
この気づきを著者は、
「心の中に花が咲くような知恵」(p17)
と表現している。
(第10話に続く)