昨年まで道の生涯学習審議委員を6年務めたが、6年間ずっとモヤモヤしていたことがある。
「学びが一生」というなら「働きも一生」ではないか。
北海道6圏域の生産年齢人口はすべて減少しているが、生産年齢人口一人当たり実質総生産は上がっている。すごく乱暴にいうと、働く人の一人ひとりの儲けはずっと上がり調子なのだ。なのに労働賃金は下がるばかり。つまり稼ぎ方の効率はいい感じに向上しているのだが、「稼ぎの総額」より「出費の総額」がデカイのだ。
ならば「定年延長」あるいは「生涯現役」こそが北海道が生き残る効率的な手法だろう。
道は生涯学習審議会と平行して「生涯社会参画審議会」を立ち上げるべきだろう。「老いぼれになってもまだ働けというか」などという的外れで面倒くさい反発を低減化するためにも「勤労」とか「労働」という言葉は使わないほうがいいね(私自身はどーでもいいと思うが)
人口は減っても、働ける高齢者が増えているし、それらを引き受けてもなお「稼ぐ効率」をあげることは可能なのだから、とりあえずしばらくは大丈夫だろう。
50代以上は20代からしっかり学んだほうがいいよ。
いまは「凌ぐ」時代なのだということを。
※本会代表の荒井がFacebookで投稿(2018年5月28日15:17投稿)したものを、ブログに転載しています。
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