「ひとりでじっくり書物と対峙してこその読書空間ですよ。とにかく静寂であるべき」
「本がある場所で、わいわいと、まちのこととか暮らしのこととか、みんなでざっくばらんに話せたらと思うんですよ。音楽も流したいな」
わたしは、どちらも満足させる「読書空間」を思い描いている。
「これだけデジタルの時代なんだから、その優位性を最大限活かした施設にすべきですよ」
「やっぱり私はアナログ派ですからね。紙と手触りがなくちゃ頭に入っていかない」
わたしは、どちらも満足させる「読書空間」を思い描いている。
「読書に即効性なんて求めちゃダメですよ。読んだものが実になるのは何年も経ってから」
「読書にも実効性やスピード感って必要だと思うんですよね。でないと、ただ読むのが好きっていう人以外は本を読まないでしょ」
わたしは、どちらも満足させる「読書空間」を思い描いている。
「選書は司書の専権事項。資格保有者以外はリクエストで要望を。書店は見計らいまで」
「棚に入れる本はみんなで選んでいいんじゃない。本屋さんにも選書を手伝ってもらおう」
わたしは、どちらも満足させる「読書空間」を思い描いている。
「子どもはひとり残らず本好きになるようにしよう。感想文や読書手帳を全児童に書かせよう」
「どうせこのまちに本を読む人間なんてたいしていないんだから、図書整備予算なんてミニマムでオッケー」
わたしは、どちらに対しても、一昼夜にわたってこんこんと言い聞かせる準備がある。
※本会代表の荒井がFacebookで投稿(2018年5月28日22:07投稿)したものを、ブログに転載しています。
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