埼玉県に住んでいるからか、映画が話題になっているのは知っていた。でも、映画館に見に行くことはなかった。
この度、続編の制作が開始したということで、テレビで放映された。主役のGACKTは一時病気で制作不可能だったみたいだったけれど、元気になったみたいで何より。
見てみたら、これが結構おかしくてツボにはまった。映画館に見に行ってもよかったかもしれない?
ちなみに私は今は埼玉県に住んでいるけれど、生まれは別の場所だし、あまり埼玉に思い入れはない。埼玉と言っても東京に近いところだし、埼玉の地名もそんなに知っているわけではないのだ。
そんなわけで、もっとすごい埼玉度数が高い人よりかは楽しめなかったかもしれないが、それでも十分に楽しめた。
東京都と埼玉、千葉の間には関所があって、通行手形がないと行き来ができなかったという都市伝説を、ラジオNACK5(さいたまのラジオ局)でやっている。
結納に向かっている家族はこのラジオを聞いている。次第にその話に夢中になっていく両親(ブラザートム・麻生久美子)。娘(島崎遥香)はうんざりしている。
超名門校の生徒会長をしている百美(二階堂ふみ)は、東京都知事(中尾彬)の息子。学校は階級差別の激しいところで、埼玉県人は最下層の暮らしをしていた。
埼玉県人ということを隠して転校してきた麗(GACKT)に対抗意識を燃やした百美だが、いつしか麗に恋心を抱くようになり、追われる麗とともに逃亡することになるが…。
二階堂ふみがノリノリで百美役を熱演していて、崩れっぷりが面白い。出演者みんながぶっ飛んだ世界観を熱演していて、くだらないんだけど面白い。
時折挟まれる現在の結納に向かう家族の様子がまたいい。途中で父(埼玉)と母(千葉)が言い争い出したり…。
ただし、このノリについていければ…の話かもしれない。ダメな人には究極にダメな映画かもしれない。
原作は魔夜峰央。子供の頃、「パタリロ」が流行り、絵が受け付けず、読みたいと全然思わず、全く面白さがわからなかったが、今読んだら、面白さがわかるのか?
かなり見る人を選ぶ映画なのかもしれないな…。
↓原作