ジャズと本 ブックノート -5ページ目

Duke Pearson「The right touch」

デューク・ピアソン

Duke Pearson(p,、arr)、Freddie Hubburd(tp)、Stanley Turrentine(ts)、James Spaulding(as)、Jerry Dodgion(as、 fl)、Garnett Brown(tb)、Gene Taylor(b)、Grady Tate(ds)

 

「Chili Peppers」
「Make It Good」
「My Love Waits (O Meu Amor Espera) 」
「Los Malos Hombres」
「Scrap Iron」
「Rotary」

 

 初めのリーダ作は二枚ともピアノトリオでしたね。あまりオリジナルも出していませんでした。それがコンボも「Wahoo」から独特の楽しいノリを聴かせてくれるようになりました。ドナルド・バードのバンドでデビューしましたが、そこでもいい音を聴かせてくれました。

 ブルーノートの作品はレアグルーヴからジャズに入ったわたしとしては大いに楽しめます。三枚だしているピアノトリオはそれなりに評価されていたようですが、こうして新しい聴き方が増えて楽しみが広がるのはいいことですね。なかなか思いいれが強いほど新しい方向性には斜に構えてしまいますね。わたしもいろいろな影響によって新しい世界を開いていただいてかんしゃしています。

Ceder Walton「Pit inn」

シダーウォルトン

シダー・ウォルトン (p)
サム・ジョーンズ (b)
ビリー・ヒギンズ (ds)
1974年12月23日、東京・新宿ピット・インにてライヴ録音

  • 01. スイート・サンデイ 

  • 02. コン・アルマ 

  • 03. ウィズアウト・ア・ソング 

  • 04. サントリー・ブルース 

  • 05. ラウンド・ミッドナイト 

  • 06. ファンタジー・イン“D" 

  • 07. ブリーカー・ストリートのテーマ 

 シダー・ウォルトンはジャズメッセンジャーズの演奏やレイ・ブラウンのアルバムで興味を持っていたので、トリオ作と言うことで見つけ次第購入しました。

 結論から言うと、傑作です。何度聴いても飽きません。サム・ジョーンズもビリー・ヒギンズも素晴らしい。

 これは今まで買ったアルバムの中でも上位に食い込みます。

坂元輝「海を見ていたジョニー」

サカモト・テル

坂元輝(p)

根市 タカオ(b)

渡辺毅(ds)

 

「レフト・アローン」
 「マイ・フェイヴァリット・シングス」
 「夕やけ小やけ」
 「枯葉」

 

 これはあまりすこまで期待していなかったのですが、すごいですね。

 何とも音を言葉で表現するのは苦手なのですが、ダイナミズムとロマンティックな独特の味が相まって何度も聴いてしまいます。

 昔は「和ジャズ」を一段下に見ていましたが、とんだ間違いですね。

 この世界に触れないことはジャズファンとして大いに損失のあることだと思います。

Larry Young「Unity」

ラリー・ヤング

 

 

 

  • Woody Shaw (trumpet)
  • Joe Henderson (tenor saxophone)
  • Larry Young (organ)
  • Elvin Jones (drums)
  1. Zaltan (7:37)
  2. Monk’s Dream (5:45)
  3. If (6:42)
  4. The Moontrane (7:18)
  5. Softly, As In A Morning Sunrise (6:21)
  6. Beyond All Limits (6:02)

 これは名作ですね。メンバー全員の熱演が聴けます。

 最初はピンとこなかったのですが、今では夢中になっています。

 BNはこういういい作品が多くてやめられません。

 出だしがちょっととっつきにくいですが、そういう方はB面部分から聴いてみてください。

 

E. S. T. (Esbjorn Svensson Trio)「 When Everyone

エスビョルン・スヴェンソン・トリオ

 

Esbjörn Svensson(p)

Dan Berglund*(b)

Magnus Öström*(ds)

  • 01. When Everyone Has Gone 

  • 02. Fingertrip 

  • 03. Free Four 

  • 04. Stella By Starlight 

  • 05. 4 AM 

  • 06. Mohammed Goes To New York, Part 1 

  • 07. Mohammed Goes To New York, Part 2 

  • 08. Waltz For The Lonely Ones 

  • 09. Silly Walk 

  • 10. Touch Touch 

  • 11. Hands Off 

 エスビョルン・スヴェンソン・トリオのデビュー盤です。

 後年の打ち込みの入ったものとは違い、シックな趣味のいいピアノトリオを演奏しています。こういう彼らがなんだかんだ好きですね。しかしインパクトのあることをやらないとなかなか注目されない厳しい状況もあるjのでしょうね。以前は知る人ぞ知る人でしたからね。

 ヒットしてからは音楽背もポップになっていったような気がします。しかしここに表れているジャズスピリットにやはりうっとりとさせられてしまいますね。 

アントニー・デ・メロ「ひとりきりのとき人は愛することができる」

アントニー・デ・メロ

 

 クリスマスということで、今日は本を紹介します。

 神父としても変わっているアントニー・デ・メロの一冊です。

 友人からいただき、以前よんだので今日また読み返してみますが、だいぶ深い同意を感じた一書です。

 彼は神父という立場を堅持しながらも、数々の東洋的な瞑想法や思想に触れて感化された書物を多数書いています。

 ここでの主眼は、ざっくりいうと「今純粋に生きているか」「執着からの縛りではないか」という問いかけだったと思います。それはイエス・キリストも福音書で多数語られている記述がある主題です。

 今日明日、どうかみなさま善い一夜一日を。

 

Horace Silver 「Blowin' The Blues Away]

ホレス・シルバー

 

Blue Mitchell (tp), Junior Cook (ts),  Horace Silver (p),
Gene Taylor (b), Louis Hayes (ds)

 

1. Blowin' The Blues Away (H.Silver) ・・・・ 4:40 
  2. The St. Vitus Dance (H.Silver) ・・・・ 4:06
  3. Break City (H.Silver) ・・・・ 4:53
  4. Peace (H.Silver) ・・・・ 5:58 
  5. Sister Sadie (H.Silver) ・・・・ 6:15 
  6. The Baghdad Blues (H.Silver) ・・・・ 4:49 
  7. Melancholy Mood (H.Silver) ・・・・ 7:04
  8. How Did It Happen (D.Neway) ・・・・ 4:41

   (# 8 Bonus Track not part of the original album)

 

 これまた人気ですね。ファンキー時代と呼ばれる中では二枚目にあたります。

 「シルバーズ・セレナデ」や1500番台のハードバップが好みですが、これも名作と言うことで聴きこもうと中古で購入してきました。

 いささかやはり乗り切れないところがあるのはなぜでしょう。独特のアクがあります。逆にしばらくなじませるために手に取りやすいところにおいて何度も聴こうと思います。

 ジャズってその時はわからなくても、あるときフッと聴きかえしてみるとすごく感動したり、その逆が合ったり面白いです。

 私のジャズの道はまだ続きそうです。

 

  追伸

 聴きかえしてみるとこれなかいい感じになってきました。どうやら一曲目と、名曲「シスターセイディ」があまりのれないだけであとのトリオやハードバップには満足しています。そういうシウヴァーが好きなんですね。

Donald Byrd「Royalflash」

ドナルド・バード

Donald Byrd (tp) 
Pepper Adams (bars) 
Herbie Hancock (p) 
Butch Warren (b) 
Billy Higgins (d)

Rudy Van Gelder Studio, 
Englewood Cliffs, NJ, September 21, 1961

 

 このアルバムからピアノがデューク・ピアソンからハービー・ハンコックにかわりました。

 最初はなんだかよくわからなかったのですが、聴くたびに楽しみが増えていきます。

 ここではビリー・ヒギンズのドラムが結構い気に入りました。

 ドナルド・バードのここらへんはいいですね。情感あふれるファンキーなトランペッターですね。

 

「脳を最適化すれば能力は2倍になる」樺沢紫苑著

 

またもやいい本をだしてくれました。多岐にわたる活躍と人生を楽しんでいる樺沢さんらしい本です。

 ここでは7つの脳内物質(神経伝達物質)にわけて書いています。

 著者は精神科医で脳科学の研究者でありますが、理論や精神論ではなく、具体的にどう動けばいいかをわかりやすくしめしいます。

 これは仕事だけでなく学習や研究にも役立ちますね。

 昔トレーニングで結果を出していた時のことをいろいろな部分で思い起こしました。

 今はちょっと停滞期ですが、またこの本を参考に振り返って健康と幸せを手に入れられそうな気がします。これからふたたび日々実践が楽しみです。

kip hanrahan 「coup de tete」

キップ・ハンラハン

 

 この人はアメリカンクラベのプロデューサーとして名高く、ピアソラの名盤も三枚作っています。

 ジャズやその他のアーティストを集め、頭でなく体に響く音楽を創作していますね。

 ここでは1曲目からのパーカッションに心躍り、4曲目のデカダンな感じに酔わされます。

 最近のジャズ関係では一番好きかもしれません。

 音楽っていいなぁと思わせてくれるアルバムです。