ジャズと本 ブックノート -115ページ目
<< 前のページへ最新 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115

内村鑑三

代表的日本人 (岩波文庫)/岩波書店
¥630
Amazon.co.jp

 これは有名なキリスト教徒の著作の一つで、明治維新のとき外国の人に向けて英語で書かれたもの。

しかしして今の日本人にも「偉人」達の伝説を通して今を生きるヒントと活力を与えるものです。なかなか美談を聴くのも楽しいものですね。

 クリスチャンなのに日蓮上人も入っているところがユニークです。彼の父親は朱子学の先生でした、。

 逸話をもとにしているだろうとはいえ、外国人に日本人の美徳を示したようにその内村の人間に対する美学は格別なものがあります。

一流の人に学ぶ自分の磨き方

一流の人に学ぶ自分の磨き方/かんき出版
¥1,575
Amazon.co.jp

ひとつのキャッチフレーズごとに1ページないし2ページの内容となっています。

「一流の人」とそうでない人を対比させながら成功への考え方の違いのポイントをはっきりさせるという趣向は新鮮でした。

この本もぱらっとめくって鼓舞してもらうのにうってつけです。

原因と結果の法則

「原因」と「結果」の法則/サンマーク出版
¥1,260
Amazon.co.jp


これは自己啓発書の祖と言われているものです。

もう一世紀以上読み継がれているベストセラ-です。

これは環境を良くするにはまず「心を耕して良い種をまく」という、「思い」を訓練するという考え。

日本語訳もよく、これはすんなりと心に入ってきます。

人格や関係、境遇もひとえに繰り返し思いめぐらしてきたことの結果だと。

くさいのかと思いきやなかなか励まされ、何度も繰り返し読みたくなります。

傷つくならば、それは「愛」ではない

傷つくならば、それは「愛」ではない/ヴォイス
¥2,310
Amazon.co.jp

 どちらかというとスピリチャルの人が好むほうの本かもしれないです。

しかしこの本は純粋に心の奥に潜む本当のこころを示してくれます。

時に背中を押してくれる。

また本質を見誤っていたことを気づかせてくれるものなど。

1ページごとにひとつの考えが示してあります。

おみくじみたいにパッとあけて、その時タイムリーにメッセージが届いたように感じられるところもいいところ。

岡本太郎

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)/青春出版社

この本は激動の時代を生き抜いた本物の芸術家の本です。

彼の人の好さと、それと同居する厳しさと激しさがほとばしりでています。

ライトに読みやすく書いてありますが、内容は結構つまっています。

今この瞬間瞬間に自分を全霊をかけてぶつける。

芸術は爆発だ!との名言を残した彼の考えが読み取れます。

Booker Ervin

書店のブログ That's it!


Booker ervin(ts)

Horace Perlan(p)

George Tucker(b)

Al Hearwood(ds)




 

これまた紙ジャケでコレクションしていた時にそろえた一枚です。

 なかなかとっつきやすいものではない気がするのですが、一度この魅力に取りつかれてしまうと血沸き肉躍る感じになってきます。ピアノのホレス・パーランはもちろん、ベース、ドラムそれぞれ素晴らしい演奏を聴かせてくれます。リーダーのブッカー・アーヴィンはこれまたごりっとした手ごたえで押しまくります。

 それにしてもジャケットだけでも持っている価値ありですね。ジャケファンの私にはたまりません。中身の良さに気が付いたのはだいぶ後になってからというお恥ずかしい話で・・・。今ではたまにお世話になっています。

 

生かされて

生かされて。/PHP研究所


ルワンダの民族対立による虐殺、民族浄化の体験を当時若かった女性がつづっています。

この本で印象が強いのは著者の心の情景や動きです。著者の明るい気質なのでしょう。起こったことの大変さにしてはさらりと綴られてています。

心に迫る善なるものへの希求が明るくしてくれますが、これは本にも書いてありますが、ご両親からのたまものなのしょう。

鬼気迫るドラマ性と、どうしようもなさの中の希望の光をこの本の著者は放っています。



stan getz ploays

stan getz

書店のブログ stan getz plays


stan getz'ts)

jimmy rainy(g)

duke jordan(p)

frank isola(b)

bill crow(ds)


dec 12.1952



 このアルバムに出会ったのはかれこれ二十年前くらいになります。当時クールでやさしいこのアルバムっを愛聴することもなく、ライブラリーに埋もれたままでした。

 しかしこのごろはこのジャケットのように穏やかさが心地いいのです。

 若いときはもっと刺激的なものを好んでいました。しかし今は何ともないように聴こえて結構インプロヴィゼイションがすごいこのアルバムを好んでいます。いわゆるジャズらしいジャズと言えます。


 今、余韻を駆って「ゲッツ&エヴァンス」を聴いています。古い良さを感じさせながら時代遅れに聴こえないところがさすがです。


 久しぶりのジャズ日誌の更新です。台風の中穏やかな空間が部屋に満ちています。


by kenji

<< 前のページへ最新 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115