クジラアタマの王様
伊坂幸太郎 著
NHK出版
「フーガはユーガ」「シーソーモンスター」に続いて、今年3作目の伊坂幸太郎さん作品です。
帯に書かれた説明
未来を切り拓くのは、誰だ
危機は次々と襲いかかり、膨れ上がっていく。
切り抜ける方法は、ただひとつーーー。
待望の書下ろし長篇小説
ノンストップ活劇エンターテインメント!
伊坂幸太郎の神髄がここに
製菓会社に寄せられた一本のクレーム電話。広報部員・岸はその事後対応をすればよい・・・はずだった。
訪ねてきた男の存在によって、岸の日常は思いもよらない事態へと一気に加速していく。
不思議な感覚、人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥。
打ち勝つべき現実は、いったい何か。
巧みな仕掛けと、エンターテインメントの王道を貫いたストーリーによって、伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放つ。
▷ 風水 吉凶方位の地図表示
▷ 金運のご利益がある神社
▷ 二十四節気 七十二候で季節を感じる
▷ 菜根譚で処世術を学ぶ
▷ 論語で「生きるために必要な言葉」を知る
▷ SharePointで情報を共有する
▷ OneNoteでデジタルメモをとる
▷ 金運のご利益がある神社
▷ 二十四節気 七十二候で季節を感じる
▷ 菜根譚で処世術を学ぶ
▷ 論語で「生きるために必要な言葉」を知る
▷ SharePointで情報を共有する
▷ OneNoteでデジタルメモをとる
書評
新商品のマシュマロがネットでバズって大売れ。
問い合わせも増えたが異物混入の対応が悪くて炎上。
謝罪の記者会見も悪く更にマスコミに叩かれる。
広報担当者が取材記者にキレてしまい……
この章は「終わり良ければ全て良し」みたいな感じ。
次の章もつながっていて、異物混入の発信元である女性の夫・都議会議員が広報担当に謝罪…っかと思ったら、不思議な話しや八年前のホテル火災の話しなどに発展。
うまいですねぇ〜、お話しの展開・スピード。伊坂ワールド全開って感じ。
その後も、埋立地でダンスイベントに招待されるが、落雷で橋が不通となり一晩足止めされたり、サーカスのクマとトラが逃げ出して人を襲ったり……ドキドキワクワクなイベントが目白押し。
小説(文字だけ)の合間に、挿絵というか、漫画が載っていて…… 夢の中のお話しは漫画でっていうところが斬新ですねぇ。
後半は 15年後に、主人公を含めたメインの3キャラがそれぞれの人生を歩みつつ…夢の話も続いて、エンディングにむけてジェットコースターのように。
タイトルの意味(ラテン語の翻訳)も書かれていて、ほぉ〜お勉強になりますって感じ。
非日常を疑似体験したい人、小説を読むことで日々の些末なことを忘れ去りたい人にはお勧めですw
2019年に読んだ本: MY BEST 5
1. 本と鍵の季節(米澤穂信 著)
2. フーガはユーガ(伊坂幸太郎 著)
3. 星の降る家のローレン(北川恵海 著)
4. 叙述トリック短編集(似鳥鶏 著)
5. 1分で話せ(伊藤羊一 著)
1. 本と鍵の季節(米澤穂信 著)
2. フーガはユーガ(伊坂幸太郎 著)
3. 星の降る家のローレン(北川恵海 著)
4. 叙述トリック短編集(似鳥鶏 著)
5. 1分で話せ(伊藤羊一 著)