1強か凡戦か?! 第91回 日本ダービー | 吉岡の戯言

吉岡の戯言

吉岡の戯言です。

第91回日本ダービーは、ダノンデサイルが優勝しましたが、最初の1コーナーで、岩田康騎手-武豊-横山典騎手の並びが決まった地点で、ベテランのダービージョッキー3人にレースを支配されました。前半1000m1分02秒2のスローペースなので、8着エコロヴァルツ、7着シュガークンに(現時点で通用する)能力と余力があれば、押し切ってもおかしくない流れでしたが、その後ろの2頭の先行決着になったのは自明の理です。私が違和感を覚えたのは、ちぎれるペースではないのに2馬身もの着差がついたことです。過去10年の最大着差がコントレイルの3馬身差なので、この視点で見れば、1強だったことになります。一方で、2~6着を皐月賞組が占めたことは、皐月賞がハイレベルだった証左になりますが、私は、この皐月賞組のパフォーマンスが(高速決着の反動などで)出なかったために、着差が広がったと考えています。競走除外の英断が、他馬よりもいい状態に仕上がった要因のひとつですが、3/4か1/2馬身が適正な着差でしょう。