「本を楽しむ人の会」を始めて2カ月ぐらい。
本を通じて人と人のつながりが作れないかと思い、
色々を企画を立てて、行ってみた。
やってみて感じたのは、
人が動くのは主催の私の動き次第なんだな
ということ。
お客様の企画への興味も影響するけど、
足を運んでくれるのは、企画だけではない。
一番反響があったのは、私が一番恥ずかしいと
感じていた公募小説の落選。
「落選作品を評したい」と声をかけていただいた。
正直、迷いました。
落選作品に時間を使う価値があるのだろうか?
結局、お客様のご意思に任せる形で、
「公募小説落選反省会」を開きました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171226/02/book6340/64/f7/j/o0960128014098542305.jpg?caw=800)
参加されたのは、普段お声がけしても来られない方が
多いように感じました。
そして、読み合わせ。感想。
一人一人の言葉が、石つぶてのようで、
バチンバチンあたる感じ。
石つぶては全員の感想が終えるまで止まらなかった。
私の顔は、真っ赤っかに腫れていたでしょう。
覚悟はしていましたが、打たれ強い私でも、
心折れそうになるほどでした。
自分の弱い所を突かれるのはつらいです。
ただ、落選しているので、私の気持ちも謙虚になり、
指摘されていることを素直に聞いている私自身に
少し驚きました。
「説教は、一番へこんでいる時が効果的」
なようです(笑)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171226/02/book6340/2d/c7/j/o1600120014098542308.jpg?caw=800)
なぜ参加されたみなさんはこれほどまでに容赦なく
言ってくれたのでしょうか?
それは、私が参加されたみなさんに認められたから
なのかもしれません。物を書くに関しては、
私はプロでもなく実績もありません。
参加された皆さんの方が造詣が深いでしょう。
今回、私が公募小説に応募したことで
「しょうがねえな」
と重い腰を上げてくれたようにも感じます。
だから、厳しい言葉もそのまま投げてくれた。
言っても大丈夫だと思ってくれたからでしょう。
さすがに、当日はへこんでいましたが、
次の日の朝には立ち直っていました。
そして、かけ替えのない時間を共有できたことに
感謝しました。
「本を楽しむ人の会」は、
そういった気持ちの通じ合う場を、
求めていたと思います。
気持ちが通じ合う場だからこそ、
そこから生まれるものがある。
そのために何をすべきかが、
あらためて分かった気がします。
どんどん未開のジャングルへ入っていく。
楽しみながら。
みなさんと、もっと多くのことが
発見できるといいなと思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171226/02/book6340/cb/ba/j/o1600101414098542310.jpg?caw=800)