「発言の一部だけを切り取って扱う
sound bite(サウンドバイト)」
という報道の仕方がある。
トランプの
「プーチンはいいやつ」発言は、
サウンドバイトだったらしい。
この言葉だけ読むと、
「トランプとプーチンは知り合い」
とも取れる。
実際は、前後の会話を読むと、
「プーチンとは面識もない」
ことが分かる。
しかし、多くの人が
「トランプとプーチンは知り合い」
と思ったことだろう。
これが「サウンドバイトな報道」。
そして、トランプを正当化するような
話をするとトランプ寄りと思われる。
これは「サウンドバイトによる印象」
といえる。
「サウンドバイトな報道」で
「サウンドバイトな印象」
を持ってしまう。
報道はあまり見たくないこの頃です。
(牛田肇 武蔵野デジタル出版)