ダスキン代理店の武蔵野では、
整理整頓や清掃を徹底している。
しかし、社員は一生懸命やるものの
「きれいでない」
場合もある。
本人にそれを伝えても納得いかないと
逆に不満を持たれてしまう。
その原因には、本人による主観的な
判断がある。
小山昇社長は、
「見せなければ分からない」
と、「きれいな現場」と
「きれいでない現場」
の違いを分かるように、
現場点検に社員を同行させ、
チェックも代行させるようにした。
すると、他の部署との違いが目に見え
「うちより掃除が行き届いている」
「自分では頑張っているつもり
だったが、まだまだなんだ」
と納得し、社員も変化していった。
一緒に現場を回り、
時と場所を共有することで
価値観が一致する。
地道だが、
強い会社をつくるのは、
一歩一歩の積み重ねである。
(日経トップリーダー 2015.12、社長はここで間違える、小山昇 武蔵野)