「国産国消」の焼き鳥居酒屋 | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

「一般に、大手居酒屋チェーンの
多くは複数の業態を手掛けています。
そのほうが多様な消費者ニーズに
対応でき、経営が安定すると
考えているからです。
けれど当社は、鳥貴族という単一業態
しか展開していません」

全品280円の居酒屋の鳥貴族
大倉忠司社長はいう。

「事業は一つに絞り込んだ方が
品質向上も、ブランディングも
力が分散せずに集中できる。
メニューを焼き鳥に特化すれば、
調理器具投資も少なくて済みます。
結果、より良い商品を提供でき、
特徴も打ち出しやすい。
成長させやすく、危機にも強い」

鳥貴族は「国産国消」の仕入れを
行っている。
鳥インフルエンザにおいても、
鳥は日本全国で飼育され、
流通が各地域であるため、
影響が全国に広がることもなかった。

「市場が成熟すると、
顧客のニーズはより狭く、
より深くなります。
総花的な品ぞろえやサービスでは
競争力を保てません。

「あれもこれも」という
商売のやり方は今後通用しにくく
なるのではないでしょうか」

(日経トップリーダー 2015.1、不況業界で勝つ方法、大倉忠司 鳥貴族)