「私が財務の重要性に気づいたのは
創業から10年ほど経って
会社が成長期段階に入った時です」
堀場製作所の堀場雅夫氏はいう。
「財務の重要性に気づいたと言って
それまでのアグレッシブさを
捨ててはいけません。
財務の重要性を意識しなければ
大きな仕事はできませんが、
一方で損益を度外視してでも
事業を拡大しようという
気概を持ち続けないと、
やはり大きな仕事はできません。
つまり、
損益を無視した突破力と
緻密に収益を管理する堅実性。
これを矛盾と感じずに、
両者を持つことができる経営者が
残るのです」
(日経トップリーダー 2015.1、知的楽観経営論、堀場雅夫 堀場製作所)