『積む、探す、運ぶ』はムダな作業 | 想いが伝わる本を書くブログ

想いが伝わる本を書くブログ

武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

カイゼンの山田日登志氏は、岐阜県の
特殊車両部品製造の会社を指導した。

組み立てラインでは、ユニット化した
部品を組み付けて製品化していた。
部品は前工程で加工するものもあれば
仕入れた部品をそのまま使うのもある

しかし、組み立て工程では、
同じ部品が積み重なっていた。
山田氏はそれ見て

「積んだら、
『積む作業、探す作業、運ぶ作業』
といったムダな作業が発生する。
そんなことをしているから
余計に苦しくなる」

と指摘した。

『先入れ先出し』を実践して、
つくった部品を積むと、
出荷する度にもう一度積み直す手間が
発生してしまう。

そうならないようにするには、
次の作業で使う分だけつくる。
余分につくったら、前工程に送り返す

それによって、前工程の生産が止まり
仕掛かり品を減らすことができる。

「作ったら次の工程に押し込めばいい
というのは誤解です。
だから、次から次へと作ってしまう。
無理やりにでも生産を止める。

次の工程で使う部品だけを作り届ける
そうすれば仕掛かり品はなくなる」

(日経トップリーダー 2015.1、山田日登志のカイゼン 第二幕、山田日登志)