久々に、読書メモから、読書日記をUPします。2018年になって読破した3冊。
(1)こころの処方箋/河合隼雄(新潮文庫)
年末に本の整理をしていて見つけた一冊。を、正月なので再読。とても1年のスタートを切るに当って、その指針となった内容。
例えば、0点か100点主義の人は、「80点でいいや!」と思う人よりも、ここぞと言うときにベストパフォーマンス(100点)を発揮することができない、という完璧主義の弊害の謎解き。
あと、やりたいと思うことがあっても、「翌日にしよう、明日早起きしなければ行けないから」と思い切れない(モヤモヤ感)のであれば、寝不足になっても良いから、やることを実行して寝る。
そういう生きるコツと言うモノを知ることができ、2018年をサバイバルするにあたってのバイブルとなった。この知識を忘れずに、あと、364日を生きていきたい。
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こころの処方箋 (新潮文庫)
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(2)水族館ガール2/本宮条太郎(実業之日本社文庫)
「はたらく」x「女子」。
由佳と梶の先輩・後輩の恋物語もありつつ...離ればなれになった二人と新しい環境。特に梶のほうは、かなりきつい職場の洗礼に、新しい水族館で遭遇するのであるが。なぜ、そんな過酷な環境なのは、それはそれでそれなりの事情があるのだが。
でも、そんな恋仲の二人の根底にあるのは、水族館勤務というプロ意識。それが発展して、東京・大阪の水族館のコラボが実現する。
「働く女子の作品がなぜ受けるのか?」未だに、フォローしているテーマであるけれども、人間的に未完成な要素があるからかな、そして、そんな主たる戦場は、男性が多数を占めるフィールドであること。そして、乙女→恋、が自然発生する。今後も追っていきたい、働く女子。
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水族館ガール2 (実業之日本社文庫)
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(3)珈琲の世界史/旦部幸博(講談社現代新書)
ショージキ、私の苦手とする歴史物のジャンル。基礎レベルの世界史の知識が無いと読み進めていくのには難があるのかな、と。けれども、珈琲のトリビアを得るにあたり有益な一冊でありました。
特に珈琲は、宗教上で飲むことが禁止されていたり、アルコールと同等レベルの嗜好品であったり、あるいは、昨今問題となっているエナジードリンクでもあったり…
珈琲を片手にゆっくりと... と、そんな気分には慣れなかった難しい内容だったけれど、ワンテーマをトコトン突き詰める新書のジャンルとしては秀逸であったと思います。
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珈琲の世界史 (講談社現代新書)
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(02)俺たちが物語を作るんです
ぼくらがボスを好きな理由。第2話。
オールナイトニッポンの水曜第一部、ナイターオフ期の番組を経て、鳴り物入りで始まった、大谷ノブ彦さんの、月曜から木曜日の帯番組「大谷ノブ彦キキマス!」
2014年の初夏から、radikoプレミアムで聴きだした。メールはちょくちょく送っていたが、初採用されたのは、番組がスタートして半年後の10月頃の、エンディングでのメール紹介でありました。
比較的に、2~3時間の、ある程度の長さの生放送のラジオ番組(「オールナイトニッポン」が象徴的かも知れないが)は、DJの自分の言葉による振り返りが必ずあるもの。例えば、「今夜のネタメールはいつになく酷い」とか、「ちょっとメールテーマがぼんやりしていたので、次回以降は、具体的にテーマを設定したいと思います」とか、「来週も、引き続き、このメールテーマで行きます」とか、必ずリスナーからの反響を受け、そういう言葉って必ずあるんです。
しかし、ボスは違う。「キキマス!」では、結構緩くて、タイムテーブルを変更しやすいシステム。だから、ボスがどうしても語りたいことがあると、意外に長くエンディングトークを設定することがある。ボスのいう「僕はラジオの向こうの貴方に語りかけます」というスタンス。
その虜になってしまったある日のエンディング。生活で音楽に触れることの当日の番組の流れで流れで、
「僕は、高校時代に、部長を任されていた合唱部の役職を途中で放棄し、高校をもドロップアウトして、その責任を引きずっていました。しかし、ひょんな繋がりのおかげで、高校時代の部活仲間と再会し、引き続き、唄う場を持てています。多分この挫折が無かったら、それなりの中堅大学に入学して、味気の無い人生だったかと。大谷さんの音楽の素晴らしさってこういうモノなんですね」
との趣旨のメール。
すると、ボスが、
「こういう人って俺、ホント好きなんですよね。音楽ってこういう力があるんです。この人が自分で進もうとしている。これが自分の物語なんです。物語が進んでいるんですよ。俺たちが物語を作っていくんだって」
昼間のラジオでは考えられないアツイエンディングトーク。ボスの語りは、一人一人に語りかける。そして、そのリスナーに、添い遂げる。独特なモノがあるんです。だから、一部の熱心なリスナー(信者)にはウケが良かったのですが、2年という短命で終わってしまった番組でもあります。
実は、そんな親愛なるボスと、実際にお目にかかることが出来たのですが、それは、また次の機会に…。



