社長に必要なスキルは?
・・・いろいろあると思いますが、その中の1つに「真剣なヤツを馬鹿にしない」ってのがあります。
人間は集団でいると、普通とは異なる意見を持つ人間をすぐに「笑い者」にしたり、馬鹿にしたり、いじめたりします。少数派を多数派が上から目線で扱うようになります。基本的にそういう本能があるのでしょう。おそらく生き延びる為の本能レベルの遺伝子なんだと思います。
ただ、会社の社長は、少数派だろうが少数意見だろうが、「真剣なヤツの意見」にはこちらも真剣に耳を傾ける必要があります。それを普通に苦もなく出来ないと、おそらく会社の社長は出来ません。(仮に出来ても、多数派支持ばかり、多数決ばかりでは会社の発展は困難だと思う)
会社にとって「良かれ」と思うことを1人が始めた、とします。
そうですね、これは例えばですが、
■お買い物袋を止めるテープを、お客さんが剥がしやすいように折り返してつまめるところを作って貼る」
とか、ちょっと気の利いた(お客様にとって、会社にとって良い)ことだとします。※あくまで例文です。フィクション。
周囲のスタッフ達は、
・ひと手間加えるのが面倒
・そこまでしなくてもいい、オレはそうされても開封の時に差は無い。だから無意味。
・やりたかったら1人でやればいい
のような反応だったとすると、そこで頑張っている優秀なスタッフが孤立しちゃいます。
(「アイツ、ひとりだけおりこうさんしやがって。私はみんなより仕事してますオーラを出しやがって」) ←妬み
と仕事のできない連中達から、影でねたまれることにもなります。(よくあるパターン)
このとき、社長は少数派についていかないとダメなんですね。(お客様にとって、会社にとって正しいほうにつく)
お客さんにとって、会社にとって良くなる方の判断ってのは、いつも既存従業員達に今以上の負担になることですから、よく反対されますが。
昔から仕事ができる社員・店長・幹部(お客さんが増える、売上が上がる)は、仕事をすればするほど2チャンネルなんかに多く書き込まれるようになります。(もちろんそうじゃない人達もいますが)会社運営を従業員の多数決で決めたら、そのうち倒産します。
うーーーん。
集団心理って面白くて、1人だと真面目に仕事するのに、3人になったら皆ちょっとサボるんですね。責任がボケるとふっと手を抜くんです。そこに個人目標を個別にどんどん与えてあげると、生き返ります。元が真面目だとやることさえハッキリしていれば、やっぱりやるんですね。やっぱりそこは監督の腕次第です。
ガンバろうっと。